商品の説明
封印される不平等
所得分配、貧富の格差、教育や職業の選択について、我が国では“平等”という大原則が失われつつあると論じる。例えば経済的な成功や女性の生き方などを「勝ち組と負け組」の一言で片づけてしまう今の風潮は、政府の失策や機会の不平等を助長する国全体の現実逃避だと指摘している。
所得分配、貧富の格差、教育や職業の選択について、我が国では“平等”という大原則が失われつつあると論じる。例えば経済的な成功や女性の生き方などを「勝ち組と負け組」の一言で片づけてしまう今の風潮は、政府の失策や機会の不平等を助長する国全体の現実逃避だと指摘している。
不平等を、統計の数字だけでは読み取ることはできない。著者はまず、ジャーナリストの斎藤貴男氏ら不平等論の論客との座談会で、水面下で進む不平等化の実態をあぶり出す。個の時代や自由競争をうたいながらも、その実日本人が向かっているのは旧ソ連型の中央統制社会だという意見まで飛び出す。著者自らは経済学者の立場から、所得分配の欠陥や「職業選択の機会の平等」が喪失した原因を解説する。
(日経ビジネス 2005/04/11 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社/著者からの内容紹介
著者と斎藤貴男、佐藤俊樹、苅谷剛彦という各分野における「不平等」の第一人者が、不平等をめぐる今の日本社会の奇妙な「真空状態」、「さわりたくなさ」の正体を探る。
内容(「BOOK」データベースより)
日本の社会は今、大きく分断されつつある。1つは、アメリカ型の競争社会の到来を喜び、格差の大きい社会こそ効率的な社会だと信じるグループ、いわゆる勝ち組であり、もう1つは、繰り広げられる競争から知らぬ間に締め出されつつあることに気づかないまま、「自己責任」の言葉で負け組としての生活を強いられるグループである。どちらのグループからもひろがりつつある日本の「機会不平等」は目を背けられ、「封印」されている。本書では、この不平等をめぐる奇妙な真空状態、「封印されている」状態を白日の下にさらす。第1部の座談会では、橘木俊詔(編著者)と苅谷剛彦、斎藤貴男、佐藤俊樹という各分野における「不平等」の第一人者が、不平等をめぐる今の日本社会の奇妙な「真空状態」、「さわりたくなさ」の正体を探る。そして第2部では、橘木俊詔によって不平等に関して理論的・実証的な分析がなされ、どのようにすれば公平と効率を両立させることができるのか、その政策を探る。
内容(「MARC」データベースより)
日本の社会は今、大きく分断されつつある。どちらのグループからも広がりつつある日本の「機会不平等」は目を背けられ、「封印」されている。日本の不平等をめぐる奇妙な真空状態、「封印されている」状態を白日の下にさらす。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
橘木 俊詔
京都大学大学院経済学研究科教授。1943年兵庫県生まれ。ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学助教授を経て、現職。日本経済学会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
京都大学大学院経済学研究科教授。1943年兵庫県生まれ。ジョンズ・ホプキンス大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。京都大学助教授を経て、現職。日本経済学会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)