比較的に軽いタッチで書かれた本だが、内容はしっかりしている。冒頭「玄奘スパイ説」などを持ち出すが、やがて「それを否定したい」と続く。これはテレビ番組作成のドキュメンタリであることを考えれば、扇情的だが許容の範囲。製作スタッフが厳しい自然環境のなか玄奘の辿った道をゆく記録であるか、ほとんどは「大唐西域記」「大唐大慈恩寺三蔵法師伝」の内容を伝えるものとなる。
釈尊は覚りをひらいて、七日間坐禅瞑想してその覚りを楽しみ、また場所を移して七日間…計四十九日間、覚りを楽しまれたのだとインドの現地ガイドが説明してくれたのを思い出す。