本巻では、いよいよ対馬守備隊+サイレントコアの斬減作戦から、八八艦隊×4そろい踏み+夜間の隠密上陸によって、
自衛隊の反攻が開始されます。作者ならではの迫力とスピード感で一気に富ませてくれます。
ちゃねらー系の方々が上げ足をとっていて、筆者自身もメルマガで吐露しているように、メカヲタクの視点で細部を
見れば、装備や戦果に些かの誤謬があるのは確かですが、「北」の圧力が相対的に低下しつつある状況下にあって
韓国軍が日本を仮想敵に見据えている、という設定はかなりの説得力をもつ書き方になっています。実際のところは
どうなのか… 韓国軍旗艦の「独島」の命名にもその一旦は感じられます。
丁度本巻は、艦隊戦の総力激突+韓国軍のなりふり構わぬ対馬への補給作戦の開始で「待て次号!!」になっているところ
は憎いところ。初端となった竹島(独島)の攻撃の黒幕もナンとなく見えてきて、どう収集をつけるかが見もの、と
いうところでしょうか。
護衛艦隊旗艦の「Z旗一琉、ワレニツヅケ!!」は少々大げさながら、次巻は総力戦のぶつけ合いになりそうで、筆者
がどう「料理」するか興味深々。韓国海軍の主力艦を仕留め、空輸を阻止したちころで休戦、という落とし所でしょう
か。竹島(独島)の帰属問題が最終的にどうなるか、興味はつきません。
面白さでは抜群なんですが、軍事・装備・性能面で些かなりとも誤謬があるため。星ひとり減の4つ星にしておきます。
次巻はかなり凄惨な場面が予想されていて、またなおかつ、最初の黒幕が顔を出しそうで、早く読みたい。そんな
一巻にしあがってます。