おもしろかったです。なんにも残らないってことはないと思いました。
桐野夏生って、僕の中ではちょっとエグめの大衆小説的なものを書く作家がいるなあくらいに思っていたら、「柔らかな頬」くらいから、目の離せない存在になって、いつのまにか、もういなくてはならない面白い書き手になっているという感じ。特に最近は驚くようなのを連発してる印象。
衝撃的デヴューみたいな始まりじゃなかったから(僕の中でですが)、意外と世代とか出自とか、どういう方か知らないままいたのですが、なんとなく彼女の輪郭が見えました。
対談集ってものによっては誰と話していても同じことしか言ってなかったりしますが、これはとても柔軟。相手によっていろんな感触があります。正直相手によって全く面白くない章もありました。概して女の人との対談の方が良かったでしょうか。
何カ所か傍線ひいておきたいところがありました。