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対談集  妖怪大談義 (角川文庫)
 
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対談集 妖怪大談義 (角川文庫) [文庫]

京極 夏彦
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 700 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

学者、小説家、漫画家などなどと妖しいことにまつわる様々を、いろんな視点で語り合う。間口は広く、敷居は低く、奥が深い、怪異と妖怪の世界に対するあふれんばかりの思いが込められた、充実の一冊!

内容(「BOOK」データベースより)

水木しげるとは妖怪を通じて結ばれた師弟の絆を深め、大塚英志とは民俗学の巨人にして現代妖怪の産みの親・柳田國男の功罪について語り合い、宮部みゆきとは妖怪を通して日本文化の来し方を振り返り、唐沢なをきとは「妖怪図鑑」の楽しみ方をディープかつ無責任に提示。怪しいことのあれこれを色んな視点で語りたおした、間口は広く、敷居は低く、奥が深い、妖怪の世界に対する溢れんばかりの思いが込められた、充実の一冊。

登録情報

  • 文庫: 437ページ
  • 出版社: 角川グループパブリッシング (2008/6/25)
  • ISBN-10: 4043620055
  • ISBN-13: 978-4043620050
  • 発売日: 2008/6/25
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
テーマは「妖怪」
下記のメンバーと著者が対談を行います

水木しげる・養老孟司・中沢新一
夢枕獏・アダム・カバット・宮部みゆき
山田野理夫・大塚英志・手塚眞
高田衛・保阪正康・唐沢なおき
小松和彦・西山克・荒俣宏・尾上菊之助

学術的な興味として、純粋な趣味の楽しみとして等
妖怪について色々な側面から語られます

色々な対談者対し、そつなく対応する著者の知識の幅広さには感服です

また、異論はあるかもしれませんが、
妖怪は江戸時代に発生した事を知ることができたのが大きな収穫でした

それまでは、化け物(妖精に近い存在?)であり、
地域に根付いた存在であった

江戸時代に出版技術が向上し、
全国に同一の情報が伝わるようになり、
口述で伝わっていた化け物が共通・統一化され妖怪となった
(河童も、本来はそれに類する化け物が数百パターンあった)
化け物がキャラクター化し、妖怪となる

妖怪とは少し逸れますが、
(個人の)幽霊もこのころから発生か

古代から死者の霊とは、生前の個性を残しておらず
恐ろしい、化け物の一種であった
その姿も、必ずしも人そのままの形ではない

極々一部、怨霊から神へとなる個人の例もいた
彼らは倒された政敵であり、彼らが霊となるのは為政者の意図もあった
これらのケースはあくまでも例外的であった

化け物がキャラクター化し、妖怪になる際、
霊の姿も人に似たものにデザインされ、
また、時代とともに自我も強くなり、
人がもととなっている霊は、妖怪と区別され幽霊となり、
生前の個性も引き継がれるようになった

間違った理解でしたら、すいません
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By 佐藤さえ トップ500レビュアー
形式:文庫
 水木しげる、養老孟司、中沢新一、夢枕獏、アダム・カバット、宮部みゆき……といった多彩な顔ぶれがそろった対談集。
 対談のテーマはたったひとつ「妖怪」
 対談相手それぞれの得意分野における妖怪のとらえかたを掘り下げたり、お互いの共通の興味を披露しあったり、毎回方法は違うのですが「妖怪の魅力」を中心にすえての対談が楽しい本です。
 「社会における妖怪の機能」といった内容をとくに興味深く読みました。
 
 この対談集では京極夏彦さんが対談相手の得意分野の話を引き出す役割をになっているのですが、宮部みゆきさんとの対談ではそこが逆転していて、京極さんの話を熱心に聞いて、宮部さんが色々な話題を引き出しています。
 面白い対談集です。
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1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
京極氏をコーディネータとして多士済々の面々との妖怪に関する対談を収録したもの。ただし、丁々発止と言ったやり取りはなく、京極氏のトーンが全体を支配している。

水木先生、養老氏との対談では、まず水木先生が御自身を「水木さん」と自称するのを確認して感激した。妖怪は精霊を具現化したもので霊とは異なり、この具現化は社会の都市化(人間の脳化)に伴って起きたと言う論が印象的。それにしても、「ゲゲゲの鬼太郎」が今でも周期的にTV化、映画化される様は日本人の精神的土壌と水木先生自身の妖怪振りを良く示していると思う。中沢氏との対談では、妖怪を扱うには論理性が必要と言う前提で、柳田国男、折口信夫、南方熊楠の三大巨人を引き合いに出して、妖怪と民俗学を真剣に論じる所が微笑ましい。夢枕獏氏は自著のPRが過ぎる。ただし、妖怪学と言語学が近いという論は魅力的。水木先生が"子泣き"や"砂かけ"の名前を絵と共に定着させなければ、我々は彼等の存在を知らなかったろうから。宮部みゆき氏の章は京極氏の独演会で対談の体を成していない。山田・大塚両氏の章は民俗学に偏り過ぎで、スジ違いの感。柳田国男の"人となり"を語られても困る。高田氏の章もスジ違い気味だが、京極氏自身の作品や「八犬伝」を論じて読ませる。唐沢氏の章では妖怪・怪獣図鑑を扱って、懐かしくて涙が出る。小松・西山両氏の章では妖怪学・怪異学を扱って本作に相応しい対談。最後は水木先生と荒俣氏との鼎談。水木先生の「睡眠力」には恐れ入る。

とにかく妖怪に対し学究的に真剣に取り組む様が妖怪ファンには堪らない。読むと"妖怪の語り部"になりたくなる魅力溢れる書。
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