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対談・文学と人生 (講談社文芸文庫)
 
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対談・文学と人生 (講談社文芸文庫) [文庫]

小島 信夫 , 森 敦
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

独自の文学世界を持つ二大巨人の長篇対談。昭和20年代半ばからの知己である二人が、悲劇と喜劇、内部と外部、夢と幻想等、創作理論と方法をめぐり、自由闊達に語り合うスリリングでアットホームな対談集

内容(「BOOK」データベースより)

独自の文学世界を打ち立てた二大巨人―小島信夫、森敦による長篇対談。昭和二十年代半ばからの知己である二人が、これまでの交遊を振り返りつつ、創作理論の“現在”を縦横に語り合う。悲劇と喜劇、内部と外部、小説におけるモデル問題、夢と幻想、演劇論等、多岐にわたるテーマを通して、二人の文学の根柢に迫るスリリングでアットホームな試み。幻の未刊長篇対談、待望の文庫化。

登録情報

  • 文庫: 424ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/2/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061984314
  • ISBN-13: 978-4061984318
  • 発売日: 2006/2/11
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 141,978位 (本のベストセラーを見る)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
小島信夫あっての森敦、森敦あっての小島信夫、実生活上は同性愛的な関係ではありませんが、文学上は両者の融和するエロスというかほのめかしというか、コミュニケーションの本質が端々に浮かんでは消え、消えては浮かび、沈着する名著、名対談集です。

これは木村俊介さんの著作で知りましたが、生前の埴谷雄高さんのことは幾多の作家、詩人、生活者が慕ったといいます。同じような匂いが森敦さんにもする。少なくとも小島さんと森さんの関係にはその匂いが濃厚にします。

たとえば、そういったことがわかる名対談集です。もちろん、それだけではなく、両者の芸の深淵を垣間見せてくれる1冊です。森さんはどちらかといえば「月山」のごとく語るようでいて語らないで、語る。小島さんは「アメリカン・スクール」「馬」のごとく迷い、語り、語ると見せかけて姿を変え、目をくらまし、容易には掴ませない。それでいて読み終えた後には濃厚なものが残る。

月山を登った帰りに鶴岡市内の書店で買って、読みながら帰りました。在来線の中で読んだのですが、読み終え、地元の駅に着いたときには、山に登った後よりも疲労困憊していました。それくらい濃厚な1冊です。ほめています。
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By イッパツマン トップ500レビュアー
形式:文庫
 独特の用語法と語り口で作家両名が創作論を交わした文学対談。正直なところ、決して読みやすい日本語を操るお二方ではないため、スラスラ読むというのは難しくじっくり味わいたい一冊だ。

 「文学と人生」というタイトルだと文学好き達による人生論や読書論の本みたいだけど、実際は小説の中にどう現実世界を連結させるかとか、随筆的筆法や私小説に関する濃厚な話が展開されており、そういう意識で創作された小説というのは、結局、彼らの作った作品がそうであったように作家の生活や人生が色濃く投影されたフィクションになる。読み進む中でやっとこの境地の話が理解できた僕は、この書名でもまあ別に問題ないんだろうな、ということにしている。

 なお、解説の坪内祐三の指摘によると、小島信夫の小説「別れる理由」は両者の対談で終わっており、本対談はこの小説の続きとして展開しているという。「内部と外部」「密閉と非密閉」といった両者の語る独特な文学コンセプトがそのまんま本対談の存在に「成っている」という設計もお見事。若き柄谷行人のヤンチャなエピソードが紹介されているのも、なんか微笑ましくて面白かったです。
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