内容紹介
近代以降、学問はデカルト的な「対立・二軸」構図のもと発展してきました。心理学でもその流れは堅固で、長いあいだ、実験者/被験者・観察者/観察対象・治療者/患者という図式が研究の基礎となっていました。しかし他方で、理論物理学を筆頭として旧弊の超克が試みられてきたことも事実です。――本書では心理学におけるポリフォニック(多声的)な「対話・多軸」構図を提唱します。この《対話的自己》論の射程は広く、臨床心理学・発達心理学・パーソナリティ心理学・社会心理学をはじめ、ナラティブ(物語的)心理学に至るまで、アカデミックな基盤の再構築と応用研究の新構成をめざす。
内容(「MARC」データベースより)
バリュエーション理論や自己対面法を包括して、理論的に説明。心理学における「対話・多軸」構図を提唱する。臨床心理学・発達心理学・パーソナリティ・ナラティブなどのアカデミックな基盤を再構築する一冊。