このCDについて
幻の寺山修司のラジオ・ドラマ、奇跡の復刻! 放送当時、事件にもなった寺山修司の想像力の出発点、現代に失われた美しい日本語が蘇る。解説:倉本聰/白石征
「いつも裏口で歌った」は1961年(昭和36年)製作。寺山修司25歳。結婚前の寺山修司夫妻が若い恋人同士役で出演した伝説の作品。野外録音主体の斬新な構成で、即興的な会話が青春の抒情を生き生きと切り取っている。ニッポン放送ディレクター時代の倉本聰の制作。
「もう呼ぶな、海よ」は1961年(昭和36年)製作。寺山修司25歳。米軍基地のある海沿いの町に住む、少年と黒人兵士との友情。それを引き裂こうとする周囲の大人たち。安保闘争、反米運動が盛り上がるさなか、観念の熱狂によって隠蔽されてしまうものを凝視める佇まい。
曲目リスト
1. 「いつも裏口で歌った」(30分)
作・構成・演出=寺山修司、音楽=山本直純、制作=山谷馨(倉本聰)
出演=寺山修司、九条映子(現・九條今日子)/特別出演=谷川俊太郎、山本直純
初放送=ニッポン放送/1961年3月21日(火)21:30~22:00「ラジオ劇場」
2. 「もう呼ぶな、海よ」(30分)
作=寺山修司、音楽=山本直純、演出=山谷馨(倉本聰)
出演=小宮山清、ビリー・バンクス、大森暁美、木村、金井大、鎗田順吉、その他
初放送=ニッポン放送/1961年8月27日(日)9:30~10:00「ラジオ劇場」
内容(「CDジャーナル」データベースより)
鬼才・寺山修司が20~30代前半にかけて熱心に取り組んでいたラジオ・ドラマの創作。生誕70周年を記念してリリースされる本シリーズは、彼の創作活動の中でも一般に知られていなかった時期のものだけに、後の作品を深く知るためにも非常に参考となる貴重な記録だ。