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「誰でも十字架を背負わなければならんのです」
一人の登場人物のこの言葉が表すように
重さも大きさも色もわからない、もしかしたら存在しないかもしれない
罪の十字架を背負うこととなった主人公が、
その背後にあるはずのもの全てを知る為に立ち上がる。
しかし主人公は逮捕後何処かに投獄されると思いきや、
普通に仕事も生活できる・・・
という事は人間社会そのものが牢獄なのか?
そして人は誕生してから罪を犯さずには生きていけない?人はみな罪人?
この小説からそんな強烈な閉塞感を感じた。どこへでも行けると思っていたのに、結局どこへも行けないと気付いたときの絶望。問題はすり替えられ、自分の知らないところで人々は結託しているようにさえ感じる。
まずこの題材を描ききったカフカを素直にすごいと思う。
「変身」のあとにこれを読みました。もう当分、カフカワールドへまっしぐらの予定です。
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