サッカー選手中村俊輔のファンとして読んでも、勝負の世界で生きる者の物語として読んでも、面白いと思う。
面白かった1点目は、やや劣る身体的な能力をカバーして余りあるファンタスティックな技術が生まれてきた背景には、考えることにあった点。サッカーノートを中学生からつけはじめ、精神面や技術面で考えてきたことをしたためてきた。書くことで客観視する重要性を認識。
2つ目は、ある分野に特化するスペシャリストの方向ではなく、どのようなポジションでもこなせるようジェネラリストとしての方向を志向してきた点。それにより引き出しの数が増え、どのような外部の環境でも(監督、チームメイト)対応できるようになった。意外だった。
面白かった3つ目は、危機意識。いつの時代も厳しい状況に身を置くようにして、壁があることで、自分を成長させてきた。
状況を把握し、自分の課題を見つけ、それを克服するために行動し、記録する。シンプルであるが、実際に行動し続けるのは難しいことを彼が継続している点を確認できたことは大変勉強になったし、励みにもなった。