新潟・金沢・福井(東尋坊)を舞台にしたトラベルミステリー。
十重二重に張り巡らされたトリックはいつも以上に冴えています
(私だけかもしれませんが、後半まで犯人が特定できませんでした。
冒頭からそれは示されていたのに)。
最後の最後まで登場人物の一人はそれを(何かはネタばれになるので秘密)
変わらぬものと思っていました。しかし、もう一人はそれを「子供」と切り
捨てる。
そう、確かにいつまでも昔のままではいられないのです。大人になるという
ことはそれだけ「しがらみ」や「悪感情」をどう抑えるか?ということなの
ですから。
また、旅情も満喫できます。観光地巡りかと思えるくらいあちこちに
登場人物がお出かけしています。そういう点でも楽しめるかと。