巻頭インタビューは国体での鈴木明子選手。複雑な思いをとてもオープンに語っている。代表を逃した後、このタイミングでの取材による詳細なコメントは貴重に感じる。Sマイヤーはユーロでのインタビューだが、ヴェルネルとブレジナはメールによるもの。ヴェルネルは彼らしく受け答えが上手で話題も豊富だが、ブレジナはちょっとあっさりめ。言葉の影響もあると思うが、対面だったらもう少し話が展開したかもと思った。レイノルズもメールだが、コメントが詳細なのでページ数のわりに充実した印象。ちなみに高橋/トランとランビエールはMOI、南里×中庭の対談は国体となっているが、この時期の発売なのに人選が代表に偏っていない。メディアの注目が集まる選手ばかりでなく、いろいろなスケーターの声が聞ける本があるのは嬉しい。
「競技の見方」の中で男女シングルとダンスについては宮本賢二さんがそれぞれ言及しているが、シングルは男子選手についての見解が多い。PCSに関するジャッジインタビューも自分には参考になった。他には新旧のプログラムや衣装の紹介、国内選手権のレポートなどもあるが、メジャーなものをおさえつつマニアックな視点も感じる。選手(スケーター)の紹介で、ペアやアイスダンスもあるのはいいが、男子はベテランが多すぎてバランスが悪いと感じた。
ひとつひとつを十分に掘り下げるには紙面が足りないが、話題が多岐にわたり、いろいろな角度から楽しめた。 欲を言えば、2色刷りのページ(エコノミーな紙質?)が多いので、もう少し安いと嬉しかった。