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主人公は、現在妹を妻としている。しかし、兄弟であるため、婚姻届けは受理されなかった。2人は異母兄弟であるかもしれず、それを確かめるために、ある日妹は家出をした。(と兄は思っていた。)兄は、妹を探して長い旅に出る。そして、ところどころで南極というキーワードが出てくるのだ。
この本の作者:薄井ゆうじのことは全く知らないのだが、旅好きなのだろうか?南極についていろいろ豆知識が豊富で、随所にエピソードがあるのがおもしろい。特に印象的だったのは、「温水循環式等身大人体模型」についての話。別名が南極2号。何かと言うと南極観測隊が昭和基地に持ち込んだ政府公認のダッチワイフ。アメリカからの最高級輸入品らしい。こういうものも予算に申請されるのかとちょっと驚きだ。結局、誰も使わなくて、現在はある丘の小さな記念碑の下に埋められているらしい。
状況設定がかなり特異であるが、話のテンポもよく楽しんで読める本だった。お勧めである。
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