木村政昭さんの名前を聞くのは、かれこれ10年以上も前のことだったか。当時を思い出すと、久米宏のニュースステーションに出ていのが印象に残る。的確な解説は、当時話題になっていたはず。だが、第一線から姿がなくなって久しい。なぜか。それは学会というものがそうさせたのだろう。
だが、当時から一貫している地震に対する地質学と海洋学の統合評価はゆるぎないものと思うのは私だけではないであろう。
さて、本はこう言っているように思われて仕方がない。
忘れたころでは、もう遅いのだ、と。
東北大震災を予知しえたその揺るぎのない「地震の目」による分析は、火山の「噴火の目」という評価を導入しえた。富士山はまもなく噴火する。みな備えを怠らないようにする必要を感じてほしい。
著者の人を思う、揺るぎのない「心の目」は、訴えている。一刻も早く本を読んでほしい、と。