機上からの富士山の眺望に幾度も神秘性を感じましたが、その富士山が日本に108ある活火山の一つだと本書を読むまで知りませんでした。富士山を例として活火山と如何に上手く共生すれば良いかを分かりやすく総合的に解説した、火山の知識を余り持たない方向けの良書だと思います。
以下のような特色があり、富士山近郊にお住まいの方は特に参考になると思います。
0.火山のメカニズムの解説
1.富士山のハザードマップ(カラー、2004年6月完成)
2.5段階に分けた火山としての富士山の歴史
3.過去3200年の2大噴火である、864年の貞観噴火、1707年の宝永噴火を更級日記等を踏まえて紹介
4.富士山の火山活動による被災額の想定=2兆4,000億円(阪神・淡路大震災の1/4)
5.日本に108ある活火山のリスト(30以上の火山のハザードマップが作成されている)
6.火山灰の危険性の解説及び、噴火シナリオ、避難計画、及び防災設計、シナリオ訓練、シナリオシミュレーションの重要性の説明