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富士山大噴火が迫っている! ~最新科学が明かす噴火シナリオと災害規模~ (知りたい!サイエンス)
 
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富士山大噴火が迫っている! ~最新科学が明かす噴火シナリオと災害規模~ (知りたい!サイエンス) [単行本(ソフトカバー)]

小山 真人
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

古来、日本を象徴してきた富士山は、かつて休火山とされたものの、いまでは活火山と定義しなおされている。最後の大噴火からすでに300年を経過し、過去の大噴火サイクルから、いつ噴火してもおかしくない状況となっている。そこで、最新の科学的知見と観察によって大噴火の可能性と大噴火が起きたときの被害、災害対策を描く。

内容(「BOOK」データベースより)

日本の象徴である富士山。現在の泰然とした姿からは想像できないかもしれないが過去に大噴火を起こしている立派な活火山である。現在最後の大噴火からすでに300年が経過いつ大爆発を起こしてもおかしくない状態だ。現代で富士山が噴火したらその被害規模は?そして防災への備えはどうなっているのか?火山としての富士山のなりたちや噴火の歴史、将来の噴火予測と防災対策、富士山という火山が普段から与えてくれている恵みについて、やさしく総合的に解説。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 192ページ
  • 出版社: 技術評論社 (2008/12/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4774137065
  • ISBN-13: 978-4774137063
  • 発売日: 2008/12/12
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By New JJ-K 72 トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)|Amazonが確認した購入
機上からの富士山の眺望に幾度も神秘性を感じましたが、その富士山が日本に108ある活火山の一つだと本書を読むまで知りませんでした。富士山を例として活火山と如何に上手く共生すれば良いかを分かりやすく総合的に解説した、火山の知識を余り持たない方向けの良書だと思います。

以下のような特色があり、富士山近郊にお住まいの方は特に参考になると思います。

0.火山のメカニズムの解説
1.富士山のハザードマップ(カラー、2004年6月完成)
2.5段階に分けた火山としての富士山の歴史
3.過去3200年の2大噴火である、864年の貞観噴火、1707年の宝永噴火を更級日記等を踏まえて紹介
4.富士山の火山活動による被災額の想定=2兆4,000億円(阪神・淡路大震災の1/4)
5.日本に108ある活火山のリスト(30以上の火山のハザードマップが作成されている)
6.火山灰の危険性の解説及び、噴火シナリオ、避難計画、及び防災設計、シナリオ訓練、シナリオシミュレーションの重要性の説明
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By FreshAir 殿堂入りレビュアー トップ10レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
富士山は活火山である。そして、著者によると、今の富士山の状態は、寝ている人がちょうど「寝返りをうった状態」ということだ。

日本をよく知らない外国人であっても、Mt. Fuji はたいてい知っている。日本人にとっては桜と並んで日本を象徴する存在でもあるので、登ったり写真を撮ったりしたことのある人も多いだろう。しかし、科学的な視点から富士山について詳しく知っている人は意外に少ないのではないだろうか。本書は、噴火という視点から富士山の歴史と現状を分かりやすく解説している。図やグラフも豊富である。

火山全般についての基本的な知識と解説及び富士山の特徴、現在の富士山の下には古い富士が埋まっていることや山体崩壊を起こして大きく形が変わったことがあること、現在の富士山の形になったのは比較的新しい時代であること、記録に残っている噴火の歴史と被害の紹介、富士五湖が今のようになった経緯、もし噴火があった場合の経済的な損失、ハザードマップや防災計画について、現在の富士山の活動の様子について紹介している。被害の可能性を考えると噴火は無い方がよいのはもちろんだが、一方で噴火がないままだと、富士山の形は年月を経るに従って崩れてしまうそうである。

個人的には、いつ来るかわからない富士山の噴火のような災害に対して、いたずらに危機感をあおるだけのやり方では災害に対する備えとして十分とはいえないという著者の考え方にはうなずけるものがあった。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 正義の味方 トップ500レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
地殻ひずみの変化や地震の揺れでマグマだまりに力学的な影響、火山活動に変化を惹起、そして火山自身の準備が相当整っていれば、富士山大噴火はいつ来てもおかしくない状態だ。本書はそれを多くの写真・図表で解説してくれる。富士山の山体体積は550立法km、日本の陸上活火山で最大(海底を含めると日本最大は北硫黄島火山の3300立法km)。日本の多くの火山は50万年から100万年前の誕生だが、富士山は10万年前の古富士、1万年前の新富士火山だから非常に若い。富士山噴火の歴史は、11千年前〜8千年前のステージ1から、2200年前〜現在の、山頂火山からの噴火が止み山腹・山麓の噴火だけのステージ5まである。主な大噴火は、(1)3000年前の大室と砂沢噴火、(2)864年(貞観6年)「貞観噴火」で、3200年間で最大の噴火、(3)1707年12月16日(宝永4年11月23日)の「宝永噴火」。 まず富士最大の「貞観噴火」は北西山腹の大規模割れ目噴火で、平安朝廷編集の歴史書「日本三代実録」にある。当時「富士四湖」の「せのうみ」に流入して精進湖と西湖に分れ「富士五湖」となった。溶岩は富士河口湖鳴沢付近で停止し、富士山北西麓の溶岩流跡が青木が原樹海となった。噴出マグマは14億立法mという。 二番目に大きな「宝永噴火」は南東斜面の新しい「宝永火口」を開けた。富士山のなだらかな山腹に一部違和感あるあの部分だ。噴煙は成層圏から冬の季節風で九十九里浜沖まで到達し、江戸は4cm灰が積もった。マグマ量は7億立法m。宝永噴火の49日前、1707年10月28日にM8.7の宝永東海・東南海地震が発生している。地震が引き金の火山噴火の典型例だ。宝永噴火は火砕流ではなく火山礫・火山灰が主で、農地が深く埋没し山林が荒廃し、多数の餓死者が出た。しかし現代社会は江戸時代とは比較出来ない地獄となる。家屋・農地の埋没、農作物の被害、土石流・洪水の発生、停電、鉄道・道路不通、空港閉鎖、上下水道断水、通信網・コンピューターダウン、細かい火山灰を吸い込む人間・家畜の健康被害だ。今般の3.11のtrigger効果があるかもしれず、この危険は近いかもしれない。今年で宝永噴火から304年、マグマは相当量が溜まっている。ところで本書は「知りたいサイエンス」シリーズの1冊であり、読者層によっては鎌田浩毅著「富士山噴火」の詳細解説の方がより満足するかもしれない。
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