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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
首都圏はいずれ巨大地震と富士山大噴火の連動地獄か。,
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レビュー対象商品: 富士山噴火 (ブルーバックス) (新書)
2011年1月19日霧島の新燃岳(標高1421m)の爆発的噴火が始まった。前回の大噴火が1716年〜17年だから約300年前だ。NZのChristchurchで2011年2月23日にM6.3の大地震が発生した。急に我が国最大火山の富士山が気になってきた。富士山の噴火は、864年の貞観噴火と、1707年12月16日の宝永噴火が特に大きかった。富士山は最近2000年間で約75回の噴火の記録が残され、30年に1回だ。すると直近の約300年間に全く噴火がないのは異常だ。確かに過去にも1083年〜1435年の350年間も噴火記録残っていない。噴火はない方が良いが、一方で静かであれば地下でマグマを溜め込み続け、爆発があれば更に大量のマグマを噴出、非常に厄介な訳だ。火山の噴火は火山灰(直径2mm以下)、礫・岩塊が出て、火山灰は人体に有害、気管や肺が傷つく。火山灰が屋根に50cm積り雨が降れば、木造家屋の半数は倒壊すると言われる。農作物は壊滅状態、生鮮食料品は高騰する。電子機器、コンピューターは機能しなくなり全てが止まる。5mm積もると新幹線は動けない。成層圏に達した噴煙で異常気象、気温低下となる。車も5cm積もる道路で運転できず、ワイパーも使えない。危惧する最悪ケースは地震と噴火の連動だ。東海・東南海・南海地震が同時に3連動し、その直後に富士山の連動大噴火だ。先の宝永噴火もその49日前に3地域連動の宝永地震が発生、M8.6という巨大地震だった(阪神・淡路大震災がM6.7、LA/Northridge地震がM6.3)。因みに富士山は、先小御岳火山(数十万年前)、小御岳火山(10万年前以前)、古富士火山(10万年〜1万年前)、新富士火山(1万年前〜現在)と4階建構造の巨大エネルギー作品だ。首都圏もいずれは巨大地震か、富士山大噴火か、H5N1型鳥Fluか、はたまた国家財政破綻か、先行き不幸回避は国には任せられない。日頃から自身で、家族で考えねば。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ポイントがわかりやすく、カラー印刷,
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レビュー対象商品: 富士山噴火 (ブルーバックス) (新書)
「富士山が江戸時代から300年間もマグマを出してこなかったことは、確かに異常なことである。マグマを地下にためつづけている富士山は、不気味な存在でもある」。富士山噴火についてまとめた本。新書サイズながら、カラー印刷。シュミレーション結果に基づくハザードマップが何枚か含まれている。ポイントを簡潔に述べており、わかりやすい。特に、噴出物によって発生する被害を、以下のように分けて説明しているところが良い。 ・火山灰:広範囲に降る。人体に有害で珪肺を引き起こす。ガラス質で重く流れにくく水分を吸って屋根を潰す。飛行機は飛べず、車も止まり、電子機器も動作しなくなる。水源地や浄水施設も汚染される。 ・溶岩流:マグマの流れ。人が走るくらいの速度。冷却には数ヶ月から1年かかる。 ・噴石と火山弾:直接飛んで被害をもたらす。熱さで火事も引き起こす。逃げるしかない。 ・火砕流と火砕サージ:マグマの破片など様々なものが猛烈な速度で流れる。富士では全周で発生する可能性がある。 ・岩なだれとブラスト:山全体が崩れる。甚大な災害になる。過去10万年で富士山は4回山体崩壊している。プラスとは岩なだれと同時に発生する蒸気雲を伴う爆風。 ・泥流:火山灰や岩石が水に混じって流れたもの。スピードが速い。長期にわたって発生する。下流で扇状地を形成することも。 過去の噴火の歴史や、4つに分けられる富士山の構造についても研究成果に基づいて説明している。特に、東海地震と富士山噴火の関連性は不気味だ。最近で一番新しい宝永の大噴火(1707年)は、宝永地震の49日後に発生しているという。いつか必ず来る「Xデー」に備えることの重要さを認識させる一冊だ。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
鎌田先生の火山学/富士山との向き合い方,
By AURON "FinalFantasy" (Japan) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 富士山噴火 (ブルーバックス) (新書)
富士山は火山、長い目でみれば、噴火は続いている。小説風な語り口からはじまるが、火山災害は今の日本でも現実。有珠山、浅間山、普賢岳、桜島など全国に108カ所も在る。海外でもキラウエア、ピナツボ、メラピなど活動中の火山はいくつもある。富士山の防災マップを中心に、火山災害と逃げ方、防災の現状をカラフルに紹介。 地震とともに、溶岩、噴石、火砕流、土石流など、国民生活には大きな影響がある。 映画なら、新旧の日本沈没、地震列島、ボルケーノ(トミーリージョーンズ出演)など多数。 富士山対策は、小説でも映画でもなく事実。インターネットでは火山防災マップとして各地の対策が公開されている。 正確な知識をわかり易く伝え、実際の防災に活かすこと。事実、現実、重要な対策。 これを機に、確認して見て考えて、話し合って、予行演習するくらいまで行動をしておいて損はない。 生命、財産を守る活動として、実際に必要な防災対策。 これが火山学者としての鎌田先生の本業のひとつの作品。 日本に住む私たちは、こういった自然災害の知識と対策を知っておく必要がある。 科学のブルーバックスとして、読み継がれる価値のある良書。 第3次『日本沈没』が制作されるなら、鎌田先生はきっと出演するにちがいない。
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