上巻で、経済中心の新時代において、その基礎の深部を動かす要素、
時間、空間、知識における、体制の「ずれ」をつぶさに分析しました。
この下巻では、変化を主導する米国と、世界体制の「ずれ」によって
生じる断層を、韓国、中国、日本、インド、南アフリカなどの新興勢力
を詳細に分析し、米国対欧州の対抗も交えて、
世界情勢の、今後の行く末を冷静に見通しています。
さらに、宗教、民族主義、米国対テロという図式も交えながら、
新時代に対応した体制と、旧時代のままの体制の、時間、空間、知識の
断層を描き出しています。
本書の最後に、今後の富の世界では、経済は中心から、全体の一部
にシフトし、文化、宗教、倫理が舞台の中心になるという、衝撃的な
結末で締めくくります。
上下を通して、まさに今眼前で起こっている世界の体制の拮抗、断層
のづれを詳細に知ることができる、希有な視点で書かれた斬新な書と
いえます。