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最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
推理の過程を楽しむ作品であろう。,
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レビュー対象商品: 密室ロジック (講談社ノベルス) (新書)
調べると「ロジック(logic)=論理。論理学。」であった。密室論理学。本格派あるいはコテコテ派にはたまらない文言であろう。最後に導き出した犯人の動機が分からなくても大したことじゃない。問題はその過程である論理に欠点はないか、矛盾はないかどうかである。欠点や矛盾のない論理を組み立て、消去法で犯人を絞り込む。その妙味を追求した作品と言えよう。 内容は、飲み会のために集まった人たちがある会社の会議室で待ち合わせていると、そのうちの一人が他殺体で発見される。現場はその会議室。さまざまな条件からその会議室が密室状態になってしまう。ひとりひとりの証言である状況証拠をもとに、まるでイラストロジックのようにあらゆる可能性をひとつずつ消してゆく。そこに描き出される犯人像とは? 何はさておき、面白かった。あっという間に読んでしまった。欲を言えば、謎解き部分をもっと多くして最初の部分を削って欲しかった。「追いし者 追われし者」ではがっかりさせられたが、本書では随分楽しませてもらった。著者の他作品を手に取ることが増えるだろう。
5つ星のうち 4.0
《氷川透》シリーズの第五作,
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レビュー対象商品: 密室ロジック (講談社ノベルス) (新書)
殺人現場には犯人の姿はなく、死体だけがあった。しかし、三つあった逃走経路に は、それぞれ人の目があり、いわばそのフロア全体が“視線の密室”と化していた。 犯人は、いかにして現場から逃走したのか? 本作において、犯人の条件を導き出す際のキーワードとなるのが「ケータイ」。 作中に散りばめられたケータイにまつわる伏線(ケータイをリセットする方法の 知識の有無や、最近になってケータイを所持した、ある人物に関する記述)を 拾い上げ、組み合わせて、犯人の条件を導き出していきます。 従って、作者特有の三人称多視点による内面描写も含めた記述は読者に 動機からのアプローチを可能に思わせる、いわば目くらましで、それよりは 前述したケータイのデータをもとに、アリバイに着目していくのが賢明です。 とはいえ、関係者の内面の一部まで知り得た読者と友人からの伝聞で安楽椅子探偵 を務めることになる氷川透とでは、事件にかんするデータの質と量、両面で違いがあり、 氷川が導き出した結論が、必ずしも“真実”とは限らないというのが本作のミソでしょう。
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