登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
22 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
飄々としたユーモアをベースにした、キレのいい「本格ミステリー」,
By
レビュー対象商品: 密室の鍵貸します (カッパ・ノベルス―カッパ・ワン) (新書)
本書は光文社カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト<KAPPA—ONE>レーベルの第一弾として’02年4月に同時刊行された4作品の内のひとつである。とある関東の地方都市・烏賊川市(いかがわし)の貧乏大学生戸村流平は、カノジョ紺野由紀から、彼の就職内定先に不満を持たれ、手ひどくフラれてしまう。酔っ払って荒れる流平。 そんなある夜、由紀が背中を刺された上、アパートの4階から突き落とされて殺害される。その時彼は目と鼻の先の先輩のところで先輩と一緒にビデオを観ていた。ところが本来アリバイを証明してくれるはずのその先輩は、ふたりきりの完全な密室状態の中、浴室で刺殺されてしまう。ふたつの殺人の重要な容疑者となった流平は、姉の元夫、私立探偵の鵜飼杜夫に助けを求める。 かくして、警察の追及から逃がれながら、流平・杜夫の真相究明が始まる。 全編にわたって、飄々としたユーモアをベースにしながらも、コアの部分である不可能犯罪の解明は決しておふざけではなく、正統的な「本格ミステリー」として、真面目で論理的なものになっている。伏線も上手くきちんとちりばめられているあたりも実にフェアーである。 読者はユーモア小説を笑いながら楽しんで読んでいるうちに、「本格ミステリー」の謎解きに、知らぬ間にたどり着いているという趣向である。 私も久しぶりにキレのいい「本格パズラー」を堪能した。しかもユーモアという味付けと共に。本書は「ユーモア」と「本格パズラー」が見事に融合した、2重にオイシイ小説である。
11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
飄々としたユーモアにあふれた、キレのいい「本格ミステリー」,
By
レビュー対象商品: 密室の鍵貸します (光文社文庫) (文庫)
本書は光文社カッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト<KAPPA—ONE>レーベルの第一弾として’02年4月に同時刊行された4作品の内のひとつである。以前から注目してはいたが、読む機会を逸しており、今回の文庫化をきっかけに手に取ることが出来た。いまやユーモア本格ミステリーの新鋭、著者・東川篤哉のデビュー長編である。 とある関東の地方都市・烏賊川市(いかがわし)の貧乏大学生戸村流平は、カノジョ紺野由紀から、彼の就職内定先に不満を持たれ、手ひどくフラれてしまう。酔っ払って荒れる流平。 そんなある夜、由紀が背中を刺された上、アパートの4階から突き落とされて殺害される。その時彼は目と鼻の先の先輩のところで先輩と一緒にビデオを観ていた。ところが本来アリバイを証明してくれるはずのその先輩は、ふたりきりの完全な密室状態の中、浴室で刺殺されてしまう。ふたつの殺人の重要な容疑者となった流平は、姉の元夫、私立探偵の鵜飼杜夫に助けを求める。 かくして、警察の追及から逃がれながら、流平・杜夫の真相究明が始まる。 全編にわたって、飄々としたユーモアをベースにしながらも、コアの部分である不可能犯罪の解明は決しておふざけではなく、正統的な「本格ミステリー」として、真面目で論理的なものになっている。伏線も上手くきちんとちりばめられているあたりも実にフェアーである。 読者はユーモア小説を笑いながら楽しんで読んでいるうちに、「本格ミステリー」の謎解きに、知らぬ間にたどり着いているという趣向である。 私も久しぶりにキレのいい「本格パズラー」を堪能した。しかもユーモアという味付けと共に。本書は「ユーモア」と「本格パズラー」が見事に融合した、2重にオイシイ小説である。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
霞流一の正当後継者?,
By レグルス (兵庫県神戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 密室の鍵貸します (カッパ・ノベルス―カッパ・ワン) (新書)
身も蓋もなく、類似作品で紹介してしまうのが本作の場合、非常に分かりやすいでしょう。石崎幸二や『フォックスの死劇』に代表される霞流一のバカミス、氷川透のロジックとメタ嗜好などをミックスしたような感じのミステリです。 中でもミステリに自覚的な登場人物の発言や、たまたまかもしれませんが、映画関係の蘊蓄が少々入っているので、霞流一との距離が非常に近くなっています。下手をすると霞流一の作品と言われても分からないのではないでしょうか。 デビュー作だけあって文章はあまり巧くないかもしれませんが、特に読んでいる途中に気になるほどではありません。 タイトルを見てもセンスが伺えますが、ミステリマニア向けの趣向や、バカ具合が巧い具合にカモフラージュ(カバー)になっているのでしょう。 肝腎のトリックは、私はある程度の方向性は合っていたものの、それを上回る複雑かつロジカルかつ、少しバカな真相で、読んだ時間の元をしっかりとれる内容でした。次作も期待できそうです。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|