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密室の如き籠るもの (講談社ノベルス)
 
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密室の如き籠るもの (講談社ノベルス) [新書]

三津田 信三
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,050 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

大注目の刀城言耶シリーズ最新刊登場!

内容(「BOOK」データベースより)

猪丸家に突然、謎の女が現れる。その名は、葦子。狐狗狸さんのお告げを伝える彼女が後妻に来てから、何かがおかしい…。そんなある日、屋敷の二階で密室殺人が起きた。惨事の元凶は狐狗狸さんなのか、はたまた…。旧家をおそった凄惨な事件を、刀城言耶が解明する(「密室の如き籠るもの」)。表題作ほか、全4編収録。シリーズ最新作。

登録情報

  • 新書: 352ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/4/8)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061826417
  • ISBN-13: 978-4061826410
  • 発売日: 2009/4/8
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 137,219位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 紫陽花 VINE™ メンバー
形式:新書
タイトル作の中編「密室の如き籠るもの」に短編三作を加えた作品集。私は作者の、「首無」、「厭魅」を読んで魅了され、本書を手に取ったのだが、濃厚な伝奇ホラー味と合理的解決の裏にある人智を超えた異界的解決(?)が持ち味の作風を活かすには、ある程度の分量が必要である事を再認識した。中短編ではアッサリし過ぎている感がある。

「首切」は、トリックに蓋然性が無い上に、前半の怪異譚と解決との関連性が薄く、平板そのもの。「迷家」は、「遠野物語」の山姥伝説の変形の語りが大半を占め、謎も矮小で興趣に欠ける。「隙魔」に到っては、戦中・戦後の教育問題がテーマの様で、もっとミステリ的膨らみが欲しい所。

「密室の如き籠るもの」は、いきなり舞台となる屋敷の見取り図が挿入され、一家の当主の前妻二人が同じ蔵座敷の二階で突然死し、今は"開かずの間"になっている事が語られる。そして、突然現れた葦子と名乗る謎の女が、その部屋で"狐狗裡さん"を用いた交霊会を開くと言う期待感を持たせる出だし。当主の後妻となった葦子は、"狐狗裡さん"占いを続け、巫女扱いされる。カー「赤後家の殺人」を思わせる呪いの赤箱の存在、葦子を被害者とする"曰くの部屋"での密室殺人。道具立ては申し分なく、刀城の"密室談義"も楽しめるが、普通に読めば真相の喝破は容易だろう。事件の背景となる民俗学的伝承や錯綜した人間模様の書き込みが無いため、作者の持ち味である妖異性・異界性が感じられない。

やはり作者には、禍々しい雰囲気を十二分に出せる舞台設定と捻りの利いたストーリー展開が可能な分量が必要であろう。
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By トップ500レビュアー
形式:新書
◆「密室の如き籠るもの」

  突然猪丸家にやって来た、記憶喪失の女・葦子。

  猪丸家の人々の前で、自動筆記板を用いた〈狐狗狸さん〉を行った葦子は、
  やがて当主の後妻となり、町内の人を相手に蔵座敷の二階で〈狐狗狸さん〉
  を行うようになる。

  しかしその蔵座敷には、過去に何人もの猪丸家の嫁を死に追いやった
  とされる、決して触れてはならない、呪われた〈赤箱〉が置かれていた。  

  そんなある日、密室状態の蔵座敷で、葦子が死体となって発見される……。

  カー乱歩の密室分類をもとに、刀城言耶の“密室講義”が行われる本作。

  そのなかで、本作の密室が、どの分類項目に該当
  するかが、しらみつぶしに検証されることになります。

  
  終章には、どんでん返しが控えているのですが、その前にある、言耶のダミーの
  解決によって犯人とその操り手を救うだけでなく、結末で浮上する皮肉な事件の
  構図を、より鮮烈に印象付ける効果をもたらしているのが秀逸です。

※他の短編については「コメント」をご参照ください。
 
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
短編三本、中編一本と本シリーズ初の短編集。
なので長編と違いある程度制約を受けるのは仕方ないですが、パワー不足かなと個人的に思いました(このシリーズを短編で扱うのは難しいのかも)。
シリーズを読んでる方なら予備知識等で各自フォローして楽しめるかなと思います。
しかし本格にホラーの要素を加えるとなると文量がある程度ないと雰囲気が出ないため、短い中にあれこれ詰め込むと消化出来ずに終わってしまうかなと。
なので本作がシリーズ初めての方にはウケが悪いかも知れません。
常連には及第点。でももっと面白くても良いかなぁと。
もう今年はこれでシリーズ出ないですよね…長編の新作読みたかったなぁ。(佐藤大)。
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