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寄生獣(完全版)(1) (アフタヌーンKCDX (1664))
 
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寄生獣(完全版)(1) (アフタヌーンKCDX (1664)) [コミック]

岩明 均
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (64件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「人生、2度目の衝撃でした」??鶴見俊輔氏(哲学者)、驚愕!!

累計部数1000万部の大ベストセラー!
カラー原稿を完全カラー収録の完全版!

シンイチ……
『悪魔』というのを本で調べたが……
いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ……

他の動物の頭に寄生して神経を支配する寄生生物。高校生・新一と誤って彼の右手に寄生したミギーは互いの命を守るため、人間を食べる他の寄生生物と戦い始めた。

著者について

岩明 均
1960年7月28日生まれ。東京都出身。1985年、ちばてつや賞入選作品『ゴミの海』が「モーニングオープン増刊」に掲載され、デビュー。『寄生獣』で第17回講談社漫画賞(1993年)、第27回星雲賞コミック部門(1996年)受賞。2003年より「アフタヌーン」にて『ヒストリエ』の連載中。

登録情報

  • コミック: 274ページ
  • 出版社: 講談社 (2003/1/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4063346641
  • ISBN-13: 978-4063346640
  • 発売日: 2003/1/21
  • 商品の寸法: 20.8 x 14.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (64件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.8 (64件のカスタマーレビュー)
 
 
 
 
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134 人中、122人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 人間の取り柄, 2007/12/8
レビュー対象商品: 寄生獣(完全版)(1) (アフタヌーンKCDX (1664)) (コミック)
大学生の時にこの漫画に出会い、それから
10年近く経ちましたが未だにこの漫画を
超えるような、深く考えさせられた漫画に
出会えていません。

あの時から漫画に対する観念が変わりました。
アフタヌーンに出会って、今まで自分の読んでいた
漫画が急に幼く思えました。
それまでの私が漫画に求めていたものは
理想や憧れの世界で、現実とは違うものとして
楽しむものだと思っていました。

だけど寄生獣は全然かわいくないのに、
絵がきれいなわけでもないのに、
セリフやストーリーがとても自然に頭に入ってきて
本当に面白い漫画とはこういうものかとショックを
受けました。
作ったお話とは思えないほど、リアルで読者を
シラけさせません。

漫画とは子供が読むためだけのものではなく
漫画でしか表現できない人生観や宇宙観、哲学や人間の
心の謎を描き問うこともできるのだと感じました。
岩明先生は寄生獣の中でそれを具体的に
訴えているわけではありませんが、読んだ人は必ず
人間とは何であるかを考えさせられると思います。

そして化け物のミギーがかわいくて仕方なくなり、
田宮良子の本心が気になって仕方なくなり、
その時点で気が付きました。

人間だけが他の生物を気にかけるヒマな動物であり
心に余裕があることが最大の取り柄なんですよね。ミギー。
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67 人中、61人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 岩明 均のマスターピース, 2003/11/21
レビュー対象商品: 寄生獣(完全版)(1) (アフタヌーンKCDX (1664)) (コミック)
先日久しぶりに読み直しましたが、一気に最後まで読んでしまった。
おかげで寝不足だ。途中で読み終えられない。散々漫画なんて読み
漁ってきた筈なのに、いい年をして目頭が熱くなる場面も幾つか
ありました。
「人間とは、一つの生物として地球に生きるという事は何なのか」
という、ともすれば大上段に振りかざして勢いだけで終わりがちな
テーマを見事なまでに、ある意味完璧に描ききっており、同時に設定、
演出、セリフ、ものものしさ、カッコよさ等全ての要素が見事な
出来栄えで詰まった作品。作者の絵柄は好みが分かれる所かもしれない
が、それを差し引いても万人に誇る事の出来る作品と言えると
思います。
おもしろい漫画はたくさんあるけど、鳥肌の立つ作品には中々出会え
ません。しかしこれは間違いなくその中の一つです。

出来る事なら、充分な時間と予算を掛けて是非映画化してほしいけど、無理かなあ。

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30 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 エゴイズムの自覚から開かれる世界, 2008/6/9
レビュー対象商品: 寄生獣(完全版)(1) (アフタヌーンKCDX (1664)) (コミック)
初めから終わりまでストーリーのテンポが非常に巧く保たれています。
間延びせず、急ぎすぎず、常に一定の緊張感を保っており
気がついたら最後まで読み終えてしまう事間違いありません。
キャラクター掘り下げための過去回想エピソードがほとんどないためか
(最近の漫画は回数稼ぎのためかそうした描写が多すぎる)各展開に冗長な印象がありません。
残酷描写のカットは他の漫画と比較すると躍動感が抑えられており妙に殺風景で、
それがかえって生々しさを炙り出しており非常に独特です。

寄生獣という題材上アクション要素も十二分ですが、それ以上にメッセージ性の強さを感じさせる作品です。
プロタゴラスが論じたように、万物は全て人間本位の尺度でしか測れない、
つまり相対的なエゴイズムでしかない事を喝破し
そうした自覚の無い人間本位の地球論、生物論、環境保護論の欺瞞に対して鋭い非難の眼差しを向けています。
我々が「地球を守ろう」「環境を保護しよう」と臆面無く当然のように発する時
そこには既に非常に無自覚的な人間本位のエゴが内在しているのです。

そして確かなのは(例え他の生物を犠牲にしてでも)死にたくないという生存本能、
身近な人間を愛し子孫を繁栄していく事だという極めて実存的な
一個人の在り方に関する視点が後半にかけて主人公を通して語られています。

そうした生物(この場合人間)が持つエゴに自覚的になり肯定した上で・・・
・・・いや、むしろそうしたエゴに自覚的になればなるほど
この地球と人間を含めたそこにすむありとあらゆる生物を客観的な視点を持って見つめることができるのではないか・・・
そうしたメッセージをこの作品は発しているように感じました。

それはミギーや田宮の言葉に揺さぶられ葛藤続け、最後には後藤に止めをさそうかささまいか
答を出せないでいる主人公が明らかにそうした思考のプロセスを経ていますし
何よりこの漫画の読者が人間のエゴをこれだけまざまざと見せ付けられたことによって
人間はこの地球に住む無数の生物の中のたった一種類に過ぎないというある意味冷めた
客観的な視点で自分自身を捉え直す事ができるようになったのではないでしょうか。

人間のエゴイズムを極限までクローズアップして描写する事によって
逆説的に地球全体の生物に対する客観的な視座が開かれる。
漫画を消費するだけの娯楽だと侮っていれば、強烈な不意打ちを脳天に喰らう一作品でしょう。
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