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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「リーダーシップ」と「孤独」とは・・・、社会人に必読の書です,
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レビュー対象商品: 宿澤広朗 運を支配した男 (単行本)
スクラムハーフのはしくれが我が家にもいる。そして、僕はラグビーに関して(勉強不足で)詳しくない。しかし、昨年の宿澤氏逝去は今でも強く印象に残っており、書店で本書を見つけて、控えめな表情の表紙写真とタイトルに惹かれて買った。 「運を支配した男」というが、ページが進むにつれて、それは二面性を持つことがわかる。 徹底的な努力をし、考え抜き「勝つ」ことに執念を持ち続けたことと、 止まれば自分はどうなるかわからないという獏とした不安感に「負けない」という意識、本書は彼の生き方をこう解釈している。 人脈に恵まれたことを始めとして、強運の持ち主であったようではある。 しかしその生き様は壮絶であり、そして爽快でもある。これは、ノーサイドの精神の発露なのだろうか。 前半は“人間 宿澤広朗”に関する記述が多く、買ってすぐ電車の中で読みながら笑いを堪える場面も結構あった。とても、人間くさい方だったようだ。 後半、銀行幹部として見せる獅子奮迅の活躍と、ラグビー協会理事としての苦闘は対照的様相を見せる。 いずれも、秘守の面からどこまでが真実かはわかるはずもないし、人によって見方は全く変わるであろう。 しかし、どちらにおいても底流には、他人に計り知れない重圧、苦悩があったことは想像に難くない。 傍目には華やかさに包まれ続けた人生に見えるが、宿澤氏にとっては、 特にラグビーに関して自分が理想とすることをどこまで実現できたかという点で、無念があったのではと拝察する。 最後に、本書はビジネスリーダーの本質を平易に説く書としても優れている。 宿澤氏自身の、そして業務で関わった方達の言葉には、現場感覚を持った多くの含蓄があり、机上の空理空論は一切ない。 これもまた、本書に爽やかな読後感をもたらしている。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
偉大なるラガーとその孤独,
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レビュー対象商品: 宿澤広朗 運を支配した男 (単行本)
ラガーとして、企業人としてそして家庭人として、比類のない達成を果たす途上で散った天才へのオマージュを感じさせる一書。希代の能力を有するが故に、かえって孤独感・孤立感が深まっていくその晩年の描写が秀逸。優れたリーダーシップ論としても読める。リーマンなら一読して損なし。
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
努力は運を支配する,
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レビュー対象商品: 宿澤広朗 運を支配した男 (単行本)
宿澤という名前はラグビーを見るに当たって良く出てくる名前で知ってはいたが実際どういう人か何も知らなかった。銀行に勤めているということを聞いても、ラグビーの名声で銀行の広告塔として偉くなっているのだろうぐらいの認識であった。この本を読んで認識が一変した。 肉体的にも恵まれている訳ではない。スクラムハーフであっても160cmそこそこでは小さいと言わざるを得ない。それが進学校からスポーツ推薦ではなく学力で早稲田に入学、レギュラーとなり全日本代表となる。銀行入行に際してそのときの名声は当然あったのだろうが、入行後の仕事ぶりはその名声だけでは到底できない同氏の頭の切れが伺える。 人は優れたリーダーを欲するものである。宿澤は正にそのようなリーダーだったのだろうと素直に感じた。確かに我々が日本代表になったり、会社で日に10億ドルは動かせないかも知れないが何か親近感が沸く感じがし、同氏のリーダーシップを少しでも自分が行えればと思う本である。 確かに早すぎる夭折である。
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