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32 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
文学の勝利,
By reza (東京都葛飾区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 宿屋めぐり (単行本)
「パンク侍」→「告白」→「宿屋めぐり」と、魂への洞察力はより深く、今までに増してよりグダグダの町田節から時折放たれる真実真正の言葉は今までに増してより鋭さを増し、読了後は心にズシリと相当の手ごたえを感じること間違いなし。「パンク侍」では、斜に構え偽をなす主人公、「告白」では、ある種の無垢さから運命に翻弄される主人公を見事に描き切りました。そして今作では「主」に怖れをなし忠義を図りながらも、その真意を汲み取ろうとするあまり自分を見失う主人公が登場します。人生とは、生きるとはどういうことなのか。最後には、作者ははっきりと一つの結論を「主」の口より語らせています。しかしそれをどう解釈するか、それはまさにこの602ページの物語を読んだあなたの人生そのものにより大きく異なるものとなるでしょう。主人公が「主」に試されるが如く、読者は作者に試されることになるでしょう。 僕はこの物語を、これから何年かおきに繰り返し読むことになると思います。傑作!
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
…迷っている?,
By マロリー "マロリー" (神奈川県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 宿屋めぐり (単行本)
町田作品はどれも面白く何度も読み返しているが、これは1度で十分。いや、1度でタクサン。いやいや、途中で「もうケッコウ」と何度もつぶやき、投げ出しそうになった1冊。エラそうなことを書いて申し訳ないのだが、なんだか完成作ではないような作品、だと思った(完成度が低い、という意味ではないが…)。書きながら作者が迷っているというか、面白がっていないというか…。だからなのか、作品がスカッと提示されきっていないというか…。他の作品はいつもスカッとキレているので(切れ味が心地良いので)、町田ファン私としては戸惑った。今までの本と一見似ているが、まったく違う1冊。もしかして『宿屋めぐり』は新しいスタイルへの試み?実験作?な〜んて妄想してもいる。 本の造りは素晴しい!町田康の本にぴったりな世界感。このまんまでオブジェである。
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「告白」には及ばないが・・・,
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レビュー対象商品: 宿屋めぐり (単行本)
名作「告白」にはおよばないと思いますが、町田康しか書けない、ぶっ飛んだ世界を展開してくれます。年を経るに従い、物語の世界が深化してきているのは素晴らしいのですが、笑いの要素が少なくなってきているのは、ちょっとさみしい感じもしますね。
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