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宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作 (新潮文庫)
 
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宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作 (新潮文庫) [文庫]

高沢 皓司
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)

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第21回(1999年) 講談社ノンフィクション賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

1970年3月末、赤軍派メンバー9人が日航機をハイジャックし、北朝鮮へ亡命した「よど号」事件。謎に包まれた犯人たちのその後の人生とは。犯行の計画、北朝鮮の思想教育、日本人拉致の実態、そして日本潜入工作―。恐るべき国際謀略の尖兵と化し、世界を舞台に暗躍した彼らの秘密工作の全貌を丹念な取材で初めて明らかにした衝撃のルポルタージュ。講談社ノンフィクション賞受賞。

登録情報

  • 文庫: 685ページ
  • 出版社: 新潮社 (2000/07)
  • ISBN-10: 4101355312
  • ISBN-13: 978-4101355313
  • 発売日: 2000/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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17 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 知られざることを垣間見る衝撃, 2003/12/6
レビュー対象商品: 宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作 (新潮文庫) (文庫)
 昨年、本作をモデルにして2時間ドラマが作られたが、「よど号」が北朝鮮に到着するまでで終わった。しかし、「よど号」事件とは、それは単なる始まりでしかないのである。ハイジャック事件自体は記憶にあっても、そこから何があったのか知らない人の方が圧倒的に多い。知られざることを紐解こうというジャーナリズムとして最高峰の一冊であることは疑う余地がない。某新聞社は新入社員に参考図書として配ったらしい。ただ、著者がリーダー・田宮高麿と旧知の仲であったことは忘れてはならない。取材の下地として、彼だからこそそこまでメンバーに話を聞けたのでもある。ただ、本作品の上梓後、著者がよど号グループから非難を浴びたことを考えると、著者の作ったディテールを除く事実関係への信憑性は限りなく高いといえる。
 本作のメーンとなるのは、間違いなく、メンバーが北朝鮮に到着して以降の物語である。本作に書かれていた出来事を読者は果たしてどこまで知っていただろうか?いや、おそらく知らなかったことばかりであろう。

 600頁を超える量を読んだことへの達成感はもちろんあるが、それでも読後感がスッキリしないのは、「知られざることを<知る>」までは到達できず<垣間見た>だけで終わってしまうからか。これがすべてではない。つまり、それは北朝鮮という国が不明瞭であることの証明でもある。

 北朝鮮問題が表面化している昨今、その原点ともいえる「よど号」事件についての理解を今こそ深めようではないか。

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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 スケールの大きな正統派ノンフィクション, 2004/11/17
レビュー対象商品: 宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作 (新潮文庫) (文庫)
確か。平壌宣言前、文庫化してすぐ読んだ。純粋に面白い。
よくもこれだけ取材ができたなと思う。よど号メンバ自身ともパイプの
ある著者にしか書き得ないものではと思う。
実際、この本の出版後かなりしてから、よど号メンバーによる欧州での有本
惠子さん拉致関与報道がTVでおおきく取り上げられる。
奇をてらったやりかたは一切ない。にもかかわらず、衝撃をあたえるとすれ
ば、それは事実の凄さだ。まったく数奇な運命である。
かの国はホントどうしようもないな。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 あの時代を総括するのに必要な一冊, 2002/3/16
レビュー対象商品: 宿命―「よど号」亡命者たちの秘密工作 (新潮文庫) (文庫)
 よど号事件の背景に何があったのか、今は名前でしか記憶にない過激派と呼ばれるグループが何を目指し、何を考えていたのか、そういったことを総括するのにとても重要な一冊です。

 私は30歳代後半で、あの時代はかすかな記憶でしか覚えていませんが、しかし、こうした動きがあったのだということを知ることはとてもじゅうようなのではないでしょうか。同じ著者の「さらばよど号!」もアマゾンで購入し、読むのを楽しみにしているところです。

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