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53 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
凄まじいとしかいいようのないトリックと純愛。シリーズの新境地を切り開いた最高傑作,
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レビュー対象商品: 容疑者Xの献身 (文春文庫) (文庫)
東野圭吾の人気作品、探偵ガリレオ・シリーズは、これまでに、短編集が三つ、長編作が二つ出版されている。このうち短編集は、科学的トリックやオカルトをテーマに置いたユニークさは評価できるものの、その真相は、ときにマニアック過ぎたり、拍子抜けするほど見掛け倒しに終わってしまっていたりで、率直にいって、その試みは、成功しているとはいい難い。最新の長編作「聖女の救済」も、出来としては、今一つパッとしない。そんな中にあって、シリーズ中の最高傑作というだけでなく、東野圭吾の全作品の中でも、最高傑作の一つといっても過言ではない図抜けた作品が、この「容疑者Xの献身」だ。 この作品の見どころは、何といっても、凄まじいとしかいいようがないトリックの真相と、その結果、明らかとなる、凄まじいまでの純愛だろう。 この作品は、天才物理学者ガリレオと、ガリレオの同級生、天才数学者石神による頭脳勝負という、いかにも読者の興味をそそらずにはおれない設定で進められていくのだが、全ての真相が明らかになってみると、その設定が伊達ではなかったと納得できるのだ。石神の仕掛けたトリックは、2人の間で交わされる数学の難問、「人に解けない問題を作るのと、その問題を解くのとでは、どちらが難しいか」を地で行った、非常によく練り込まれた緻密なものであり、読者の想定レベルを超えた凄まじいものなのだ。 「人は、これほどまでに人を愛することができるのだろうか」、「これほど凄まじい愛情が、この世に存在するのだろうか」とまで考えさせられてしまうこの作品の壮絶なラストを読んでしまうと、科学的トリックやオカルティックな謎をテーマに据えた短編集が、底の浅い陳腐なものに思えてしまう。この作品は、東野圭吾が、ミステリと人間ドラマを高いレベルで融合させることができる彼の原点に立ち返って、探偵ガリレオ・シリーズの新境地を切り開いた素晴らしい作品だと思う。
53 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
最高傑作,
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レビュー対象商品: 容疑者Xの献身 (単行本)
東野作品は20作くらい読みましたけど、自分にはこれが最高傑作です。若干突っ込み所はありつつも見事な叙述トリック、そして石神の純粋すぎる愛と湯川の優しさを描いたストーリー、どちらも大満足でした。 結末は賛否両論ですけど、自分はこれでよかったと思います。 最後の石神の叫びには悲しさだけじゃなく、喜びも含まれてるような気がします。 ちなみにこれから読まれる方は先に「探偵ガリレオ」「予知夢」を読んでおいた方がいいです。 草薙と湯川の関係や、湯川のキャラクターを把握しておいた方が今作を何倍も楽しめますので。
30 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
トリックには驚かされるが、登場人物に感情移入できない。。,
By やーまん (東京都西東京市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 容疑者Xの献身 (単行本)
直木賞受賞作ということで、読んでみました。簡潔にいうと、 ・トリックはすごい 読んでいて、物語の展開もたしかにうまい。 ただし、作品の登場人物に感情移入できませんでした。 推理小説という枠組みで見れば登場人物に感情移入はあまり必要ないのかもしれません。 ただ、この作品は、最後に読者を感動させたいという作者の意図みたいなものも 感じたので、そういう意味ではもっと感情移入できる人物描写があるといいんじゃないかと おもいました。 うーん、期待したわりにはそれほどでもなかったというのが残念ながら正直な感想でした。 次作に期待です。
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