公開前はハードボイルド・タッチな予告編のテイストで、大いに期待して劇場に行ったのだが、観終わった後「やっぱりこの作品をもって、シリーズを終わらせるんだ」という半分哀しく、半分納得したような感覚に襲われました。俳優同士の不仲説なども噂され、「2」以降の続編はないだろうなんて言われていたので、室井さんのキャリアの終焉(広島県警に左遷処置)を持って、映画の予告編のセリフでは無いけど「青島、お前との約束は果たせそうにない・・・」というのが、実は製作者から今まで応援してきたファンに対するメッセージのように感じました。このシリーズは、各キャラクターにちゃんとプロフィールがあるのですが(「北の国から」ほど詳しくはないですが)、今回の室井さんの学生時代のエピソードは取ってつけた感がありました。あと「潜水艦事件」をあんなに安易な題材として使ってしまった・・・これは残念でした。あとはセットを使ったロケ(東北地方の某所)ですが、イトーヨーカドーが映ったりしたので、少しリアリティに欠けました。意図的にこういう構成にしたのはわかるのですが。田中麗奈もシリーズ外からのキャスティングだったので、ある意味期待したのですが、ちょっと大根でした。最後の所轄署でのシーンは???結果的には続編「3」が製作されたわけですが、室井さんがいつのまにか出世しているというのが、これぞまさに「超法規的処置」でしたね。