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家郷の訓 (岩波文庫 青 164-2)
 
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家郷の訓 (岩波文庫 青 164-2) [文庫]

宮本 常一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

著者の故郷である山口県大島の明治末から大正にかけての暮しの中に、子どもの躾のありようを描いた出色の生活誌。『忘れられた日本人』をはじめ多くの優れた業績を遺した宮本民俗学の原点を示す書であり、子ども・民俗・教育を考える人への格好の贈り物。故郷の風土を克明に描いた「私のふるさと」を併収。(解説=原ひろ子)

登録情報

  • 文庫: 286ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1984/7/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4003316428
  • ISBN-13: 978-4003316429
  • 発売日: 1984/7/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 60,965位 (本のベストセラーを見る)
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37 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 白頭
宮本の郷里は山口県大島郡。彼がまだ幼かった頃の、故郷での暮らしぶりを克明に
描いた生活誌。村のしきたり、生計の立て方、子どもの扱いや遊び、躾のありかた
などが彼の思い出と共に綴られている。読み進めていくうち、章立てになったそれ
らのテーマがバラバラなものではないことに気づく。様々な不文律や互助的なイベ
ントを通して、重層的で手厚いネットワークが形成されているのだ。それをインフ
ラに、発育に応じて技術や価値を習得する仕掛けがきちんと用意されている。
そこに、最も身近な存在である家庭や親の生き様が、それらのインフラとうまくかみ
あう形で総体として機能したり影響する時、最高の学習環境が実現するのかも知れぬ。
それは同時に村の全ての人々がしあわせになることを願う仕掛けでもある。蟻の生活
にも感じるあの本能的な機能美は何だろう。それにしても、著者の父親の人となりに
触れた「父親の躾」は感動的。宮本の父は一介の百姓にすぎない。しかし、あの真剣
な生き様に胸打たれない男はまずいないだろう。素晴らしい本である。
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38 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
題は「かきょうのおしえ」と読む。広く日本各地を歩いてきた著者宮本常一氏が自身のふるさと、自分の家を中心に据えて描き出した、これもやはり「忘れられた」日本人の記録といえる一冊。父母と祖父母と朋輩がそれぞれの役割を持って一個の人間を育てていくバランス、生きている古い伝承が人々を「よき家人よき村人」に導いてゆく村里の教育の姿などを淡々と綴る文章のあいまから、胸の痛くなるような愛情と郷愁が滲みでてくる。これを失われた世界にしてしまってはならない、私達はこれを現代日本に取り戻さなくてはならない。過去のものとするにはあまりにも深い知恵が、ここにはある。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 麒麟児 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
私の友人に「本書のとおりに子供を躾ければ、日本の教育問題はいっぺんに解決する」という者がおり、強く薦められて一読。それはさておき、本書で描かれたいわば「日本人の原風景」の懐かしいこと。現代のわれわれが失ったものの大きさを声低くしかし雄弁に語ってくれる長く読み継ぐべき一書であろう。
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