他の人のレビューにもあるが、日本の経済の先行きを予想するとか、構造上の欠陥を指摘して啓発すると
いうような内容ではまったく無い。
又、家計管理の重要性を語っているわけでもなく、いたずらに不安を煽り生活防衛を遵守させる内容だ。
「エコノミスト」と名乗っているからには「合成の誤謬」位は知っているはずである。
プチ富裕層(働かずとも遊び暮らしている年金生活者)には圧倒的な知名度を誇っている著者が、
「投資は危険!とにかく節約、貯蓄」と推奨するなど愚の骨頂としか言えない。
「第4章 これからの政治に物申す」と政治にケチをつける前に、自らの影響力を自覚して
「円高、株安なのでドンドン投資しましょう」位は言って欲しいものである。
しかし、売れている人はやはり違うものである。自らの立場、支持層を十分知っており、「年金」に
ついてはほとんど触れていない。
「投資信託」「個人向け国債」「外貨預金」「金投資」「401k」「個人年金」「子供保険」「不動産投資」(つまりほとんどの投資)を
徹底的に批判しているが、年寄りにだけ投資金額の何倍にもなり、若者には「額面割れ」になる「年金制度」をまったく批判していない。
どう考えても、「節約、貯蓄」の敵のはずだが・・・
著者のマーケティング戦略に敬意を表して星を1つ増やしたが、低ランクの本なので「政策提言」は鵜呑みにしないように