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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
意見が統一されていなくてよい,
By 自作の勉強中 (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 家族を超える社会学―新たな生の基盤を求めて (単行本)
最近興味があるルームシェア繋がりで読んでみた。コレクティブハウジングとか、ステップファミリーとか、知らないことも多かったので勉強になった。上野千鶴子の本を読むのは久しぶり。妙に豪華な顔ぶれは、家族学会のシンポジウムをもとにしているらしい。そのせいか、議論の抽象度も様々で、基本的な見解もあまり統一されていなくて、特に冒頭の牟田氏と、最後の山田氏は、全く逆のことを主張しているように読めて面白かった。あとは、最近京都にできたギークハウスのこととかも扱って欲しかったカナー。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
頭を柔らかくしてくれる一冊,
By 北川輝樹 (新潟県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 家族を超える社会学―新たな生の基盤を求めて (単行本)
心理学が、「家族」の内側から、個々の成員の心の襞に分け入って、寄り添うのに対し、社会学は、「家族」の外側から、社会との関わりや個々の成員との関係を扱うようです。私は、心理学の方に関心を持っていますが、社会学の視点は、自分の盲点を時々教えてくれます。この本もそうでした。上野千鶴子氏の「ケアの人権アプローチ」には、心理的にも救われました。日々ケアの義務を負う者として、福祉を頼る後ろめたさを感じていました。しかし、他者のサポートと言う選択肢が用意されている御陰で、ケアに余裕が生まれます。個人のケアが義務感を超え、温かさに変わるには、この余裕が助けになっていると、改めて気付かされました。 久保田裕之氏の「シェアハウジング」の視点から見た家族論には、思わず膝を叩きました。私も大学の4年間、期せずして、学生6人で一軒家に暮らした体験を思い出しました。あれは、シェアハウジングだったのですね。他人同士が、我侭を自制し、寛容さを育みながら、親密になっていく。生まれ育った家族と比較対照でき、自分と家族を見つめ直す原点になりました。今にして思えば、親離れの時期、独り暮らしでは得られない、貴重な体験でした。 人類進化に「家族」がはたした役割、他の霊長類には無い特殊性を大事にすべきだと思います。人類が他の霊長類から分かれるとき、父と母と子供で長期間過ごす「家族」が生まれました。この家族が重層的に結合する事で、大集団(すなわち社会)を作りました。これにより、家族内教育と集団教育のバランスがとれ、多様性と流動性をもった分業化が高度に発展持続し、文明が築けました。(参考:山極寿一著「家族の起源」)
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