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家族を超える社会学―新たな生の基盤を求めて
 
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家族を超える社会学―新たな生の基盤を求めて [単行本]

牟田 和恵
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

他人と同居(シェアハウジング)、同性カップル(レズビアン、ゲイ家族)、子連れ再婚(ステップファミリー)など先進諸国で認知されつつある多様な家族から、共同生活がうまくいく条件を探ります。愛情、セックス、血のつながりは条件外、他人であってもルールを守り、ケアの権利・義務を果たせたら、それが家族に代わる人生の基盤になりうるのか?

内容(「BOOK」データベースより)

男女の性愛でも、血のつながりでもない。家族とは、ケアの絆を結びあうことだ。力強く生きる基盤を共に築くために。人と人の多様なつながりの実践から、新しい社会構想に向かう社会学。

登録情報

  • 単行本: 210ページ
  • 出版社: 新曜社 (2009/12/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4788511835
  • ISBN-13: 978-4788511835
  • 発売日: 2009/12/10
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 意見が統一されていなくてよい, 2010/4/12
レビュー対象商品: 家族を超える社会学―新たな生の基盤を求めて (単行本)
最近興味があるルームシェア繋がりで読んでみた。コレクティブハウジングとか、ステップファミリーとか、知らないことも多かったので勉強になった。上野千鶴子の本を読むのは久しぶり。妙に豪華な顔ぶれは、家族学会のシンポジウムをもとにしているらしい。そのせいか、議論の抽象度も様々で、基本的な見解もあまり統一されていなくて、特に冒頭の牟田氏と、最後の山田氏は、全く逆のことを主張しているように読めて面白かった。あとは、最近京都にできたギークハウスのこととかも扱って欲しかったカナー。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 頭を柔らかくしてくれる一冊, 2010/4/22
レビュー対象商品: 家族を超える社会学―新たな生の基盤を求めて (単行本)
心理学が、「家族」の内側から、個々の成員の心の襞に分け入って、寄り添うのに対し、社会学は、「家族」の外側から、社会との関わりや個々の成員との関係を扱うようです。私は、心理学の方に関心を持っていますが、社会学の視点は、自分の盲点を時々教えてくれます。この本もそうでした。

上野千鶴子氏の「ケアの人権アプローチ」には、心理的にも救われました。日々ケアの義務を負う者として、福祉を頼る後ろめたさを感じていました。しかし、他者のサポートと言う選択肢が用意されている御陰で、ケアに余裕が生まれます。個人のケアが義務感を超え、温かさに変わるには、この余裕が助けになっていると、改めて気付かされました。

久保田裕之氏の「シェアハウジング」の視点から見た家族論には、思わず膝を叩きました。私も大学の4年間、期せずして、学生6人で一軒家に暮らした体験を思い出しました。あれは、シェアハウジングだったのですね。他人同士が、我侭を自制し、寛容さを育みながら、親密になっていく。生まれ育った家族と比較対照でき、自分と家族を見つめ直す原点になりました。今にして思えば、親離れの時期、独り暮らしでは得られない、貴重な体験でした。

人類進化に「家族」がはたした役割、他の霊長類には無い特殊性を大事にすべきだと思います。人類が他の霊長類から分かれるとき、父と母と子供で長期間過ごす「家族」が生まれました。この家族が重層的に結合する事で、大集団(すなわち社会)を作りました。これにより、家族内教育と集団教育のバランスがとれ、多様性と流動性をもった分業化が高度に発展持続し、文明が築けました。(参考:山極寿一著「家族の起源」)
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