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家族を「する」家―「幸せそうに見える家」と「幸せな家」
 
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家族を「する」家―「幸せそうに見える家」と「幸せな家」 [単行本]

藤原 智美
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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   現代住宅に当然のように設置されているダイニング・キッチンは、戦後、公営アパート団地を建設する際に生まれたものだ。食事の場と就寝の場を分離させ、夫婦の寝室を独立させ、ダイニング・キッチンと後に登場するリビングルームは、戦後の住スタイルを方向づける革新的な提案であった。

   本書は、とかく焦点がぼやけがちな「家族論」を、「住まい」という目にみえる形に落とし込んで論じていく。戦後つくりだされた住空間が、夫婦や子どもにとってどのように機能しているのか、あるいは機能しなくなっていったのか。「精神科医K氏」との対話を通じて「会話」「女」「男」「子ども」「絆」「夫婦」「恋愛」など、8つの視点から模索する。

   処女作『王を撃て』では、「'74年入社」や「'87年入社」とだけ表示される人間たちを登場させ、また、芥川賞受賞作『運転士』では、自己を仕事と同化させてしまった地下鉄運転士を描いた。小説家である著者は、外部から与えられた要因によって個人が規定されてしまう滑稽で空疎な世界をつくりあげたが、本書もまた、はからずも「父」や「母」、「子ども」の役柄だけが抜け殻のように残され、個人の姿がどこにも見えない家族の現状を浮き彫りにする。

   アメリカでは、親に「なる」ための「ペアレンティング・プログラム」が実施されているという。「家族は『する』ものである。自然に『なる』ものではなくなった」とする著者の指摘は的を外していない。(中島正敏)

出版社/著者からの内容紹介

家族に「なれる」時代は終わった!! あなたの家の実態は?
毎日新聞、日本経済新聞、週刊朝日、週刊現代など各紙誌で大反響!!家族に問題が起こる前に手を打とう、と訴える著者によるロングセラー、待望の文庫化!!
夫婦の寝室を住まいの基本軸に!家族と住まいの関係に独自の視点をあたえて、ベストセラーを生んだ著者だから言える言葉だ。家族に問題を抱えている人が多い。子どもの引きこもり、家庭内暴力、子育て中の主婦の閉塞感、会話のない夫婦別室化と母子密着、増える少年の凶悪犯罪など。原因は、情報化社会とくに携帯電話だ、と著者は言う。この本には、リビング中心の家族団欒を見直し、夫婦の寝室を住まいの基本軸に発想転換させる知恵が詰まっている。


--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 単行本: 254ページ
  • 出版社: プレジデント社 (2000/07)
  • ISBN-10: 4833490609
  • ISBN-13: 978-4833490603
  • 発売日: 2000/07
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
個人的に離婚問題で悩んでいる時に この書と出会った。 周囲にも結婚しても仲のいい夫婦でいたいのにと こぼす友人は多い。 私たち夫婦もそうだった。 日毎に溝が深まって行った。 原因はコミュニケーションの欠落であると 私自身考えていた。 著者の指摘に大きな共感を覚えた。 今秋妹が結婚する。 この書をプレゼントした。

家族の、いいえ夫婦の在り方を 2人して心得て欲しいとの願いを込めて。

このレビューは参考になりましたか?
21 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
いままのレビューを読む限り、ちょっと勘違いをしている人もいるようなのでちょっと弁護のために書きます。

この本は前作『「家をつくる」ということ』の結論と、多発している少年犯罪ををうけて書かれています。

・家族関係と住宅は密接につながっている、家は家族の単なる入れ物ではない。

 家を造るときには、みな家族に対する理想を込めるもの。
 つまり家族のあり方の表現形として家を見ていこうということです。
 入れ物である家が家族のあり方を規定するということはいっていません。
・情感や気配を察することを家族のコミュニケーションと考えてきた日本の家族は、イエス、ノー、シロ、クロをはっきりさせる情報化時代に通用する言葉を持っていない。家庭の中に『対話を可能にする言葉』をつくる以外に、家族が生き延びる道はない。

 家族が引き裂かれ、それが凶悪少年犯罪を生んでいる。

 その中でいかに家族を守るのか?ということをこの本で語っています。

 作者は芥川賞作家であり、正直言ってノンフィクションが専門の方ではありません。
 ですから書かれている内容は、作者が感じたことであり、明確な結論を書こうとしていません。
 それゆえ読み物として非常に面白く書き上がっています。

 自分にこのテーマを読み取るには、読み手の方の素養が必要です。
 最低、家庭を持っていること、家を建てようと考えている、という方でないとなかなか実感が湧かないのじゃないでしょうか?

 インターネットマンション時代の家族をテーマにいろいろ調べている僕にとっては非常に示唆深い一冊でした。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By papa
形式:文庫
何かの本で推薦されていたので読んでみましたが、面白くない本でした。著者があたかも「自明」としている推論は理解しがたいものがありました。

たとえば、106ページ。「それ(住まい)がなければ、家族などすぐにもバラバラに解体されると言うのである。(中略)家族が住まいという空間なしに成立した時代などないと思う」 戦争、大震災、火災で家を失った人は少なくないと思うのですが、多くの家族がバラバラになったのでしょうか? それを裏付けるものを示して欲しいですね。

112ページ。「個室を知らない人々はプライバシーという感覚も知らなかっただろうから」 日記や手紙を他の人に読まれたくないという感覚はプライバシーではないのでしょうか? 個室がなくてもこんな感覚を持っている人は多いと思います。

もう少し読者に理解できるように説明しようとする姿勢があると良いのですが。読み終わって何か得たものがあったろうかと自問しました。
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最近のカスタマーレビュー
家を建てる前に考えておく事
... 続きを読む
投稿日: 2010/1/22 投稿者: 北川輝樹
悩める人のための本
家族関係や家のことについて悩みを持たない人が読むと、「なぜそんなところにそんなにも力を込めるのだ」という意味不明さを全編通して感じると思いますが、悩んでいる人が読... 続きを読む
投稿日: 2009/5/5 投稿者: まやん
未来の家庭は崩壊するか?
2000年に出版された本の文庫版です。

この本は、「家族の結びつきとは何ぞや?」という根本的な問題を採り上げています。... 続きを読む
投稿日: 2006/6/19 投稿者: guesto
分析がおもしろい
芥川章受賞作家の本です。前作の著書「「家族をつくる」ということ」の続編です。... 続きを読む
投稿日: 2006/4/18 投稿者: VIROL
うーん、だいぶ偏見かな。
この筆者、夫婦は寝室が一緒じゃないといけない、と言っています。そうでない人はほとんど別れた方が良い?と。短絡的じゃありませんか?事情が許さない人もいると思います。... 続きを読む
投稿日: 2001/2/17
家を買う前に読んで欲しい本です。
家族と家について考察している本。いまや家庭の中でも誰かしら持っている携帯電話は、個人を家族から切り離し、家の中でも意識は「外」へと向いている、と指摘している。家族... 続きを読む
投稿日: 2000/11/26
読んでください!
家族関係が家の構造に影響を受けているのではないかという発想をつかれ、いったん読み始めると本をおくことができませんでした。... 続きを読む
投稿日: 2000/11/2
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