中島さんと言えば、キレる相方をなだめたり止めたりする、常に温厚で優しく、絶対怒鳴ったりしない人っていう印象でした。
でも、たしかに温厚で優しいけど、それだけの人ではなかったことをこの本で知りました。
中島さんは、家族への溢れんばかりの愛情があり、そして家族を守るためにこんなに強くなれるすごいひとだったんです。
苦しい治療に耐え、治る可能性が一分でもあれば延命より治療を選び、恐怖や苦痛は言葉に出さず、家族には常に優しく、愛と感謝をもって向かい合っていました。そしてもちろん、中島さんにとって、家族はかけがえのない大事な宝物で、だからこそ中島さんはあれだけ強くいられたのでしょう。
きれい事もお涙頂戴も一切ない、簡潔な本ですが、それだけに私は心を強く揺さぶられました。
発病以降、常に死と正面から向き合った中島さんの生き様を、一人でもたくさんの人に知ってもらいたいと思います。