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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本向けにローカライズされた"The Meat You Eat"?,
By
レビュー対象商品: 家族に伝える牛肉問題 Talking About the Beef Issue with Your Family (単行本(ソフトカバー))
日本におけるアメリカ産牛肉の輸入再開については、食の安心・安全を離れた政治的解決によるものという見方が多数を占めているかと思います。そうした風潮を反映し、BSEの基礎知識とBSEのみに留まらないアメリカ産牛肉の問題点を、必要にして十分な量の記述でわかりやすくまとめたのが本書です。 アメリカの状況についてはほとんどの記述が"Fast Food Nation: The Dark Side of the All-American Meal"や"The Meat You Eat: How Corporate Farming Has Endangered America's Food Supply"の焼き直しです。しかし、アメリカ産牛肉が日本の外食産業で歓迎された背景、あるいは食品安全行政の国際比較といった、牛肉問題を切り口とした日本の食品流通の現状分析を数多く含むところに、本書の価値があるといえるでしょう。 朝日新聞に以前掲載された、米国食肉輸出連合会の全面広告のまやかしの解明なども、興味深いところです。 もちろんアメリカの状況に関する記述も、日本との相違点をクローズアップした、より「普通の日本人」に読みやすいものになっていますので、今まで様々な資料をご覧になってきた方でも新しい発見があるかもしれません。 著者が生活クラブの関係者ということから眉唾にとらえる向きもあるかと思いますが、この価格でこの記述はお買い得かと思います。 牛肉問題の入門書としても、すでにある知識をより深めるための本としてもお勧めできます。
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
牛肉食べよっかどうしようか.....我が家,
By 久々に主婦やってます "牛肉フェチ" (横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 家族に伝える牛肉問題 Talking About the Beef Issue with Your Family (単行本(ソフトカバー))
いよいよアメリカ産牛肉が食べられますね。でも本当に食べて大丈夫なの?と一家の主婦として判断しなくてはなりません。大手スーパー経営者のインタビューを聞いていると、消費者の動向でアメリカ産牛肉の販売・取り扱いを判断するなんておっしゃってました。 テレビなどのマスメディアでは、牛丼が食べられるか、価格は安くならないのか、なんていう下世話な視点ばかりでちょっとがっかりです。 著者は、詳細に事態を検討し、アメリカ国内の状況についても日本のマスコミが積極的に報道しない点も多々あり、盛り沢山の内容です。食という人の命にかかわることという視点からの記述は爽快ですし、また、BSE関連だけでない、食の安全について考えさせられる記述もあります。 重いテーマだけれど、著者はわかりやすく、時にユーモアを交えて書いているので、誰でも気軽に読み進めることができますよ。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
飽食の現代人、必読の書!,
By 無用ノ介 (東京都立川市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 家族に伝える牛肉問題 Talking About the Beef Issue with Your Family (単行本(ソフトカバー))
目から鱗とはこのことだろうか?安易なグルメ指向で肉料理を語っていた自分が恥ずかしい。 この本では、牛肉にまつわる様々な問題点がBSEを中心に包括的に検討されており、 世界規模で発生している食肉問題(食の問題)を、 肥育から流通にいたる食肉の製品化プロセスを丹念にたどりながら論じているので、 基本的知識のない読者であっても、問題の本質がうまく理解できるようになっている。 この構成の巧みさには脱帽するしかない。 論点も牛肉を起点に、遺伝子組み換え、戦後の農政、国際貿易など広範囲にわたるが、 それぞれの論議が本質的な連関のなかで考察され、きわめてカレントな形で整理されている。 国内外の生産現場を熟知する筆者であって初めて可能な論点整理から、 具体的な指針が提案され、適正な食糧自給率こそが、 食の歪みを是正する第一歩であることが示される。 飽食の現代人、必読のブリリアントな書ではないだろうか。 また、こうしたテーマを論じる際にありがちな偏狭さが本書にはまったくなく、 U2・ノボの活動への共感についても詳細に論じられるなど意表を突く。 おそらく筆者のイギリス留学経験が持つ良質なソーシャルバランス感覚が、 問題へのアプローチに生かされているのであろう。 この1冊があれば、家族や友人、恋人とも新しい次元の会話ができそうだ。
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