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家庭の医学 (朝日文庫)
 
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家庭の医学 (朝日文庫) [文庫]

レベッカ ブラウン , Rebecca Brown , 柴田 元幸
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

 いまもっとも身近な出来事でありながら本格的な小説がなかった「介護文学」が誕生。人気のアメリカ小説家、レベッカ・ブラウンが、癌に冒された母親の入院、手術、治療、そして看取るまでを描く。「生きているあいだ、母はいろんなことを心配した。……私たちは母に言った。何もかもちゃんとやっているから、もう休んでいいのだと」──。痛々しくも崇高な作品。

内容(「BOOK」データベースより)

レベッカ・ブラウンが癌に冒された母親の入院、手術、治療、そして看取るまでを描く。「母のどこかほかの部分は、何か別のものによって助けられていたと思いたい。何か優しいものによって母が助けられていたと私は信じたい」―。介護という現代の問題をテーマにした「介護文学の先駆的な一冊」。

登録情報

  • 文庫: 169ページ
  • 出版社: 朝日新聞社 (2006/03)
  • ISBN-10: 4022643609
  • ISBN-13: 978-4022643605
  • 発売日: 2006/03
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 383,103位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Chilny
形式:文庫
運命的に引き寄せられる本との出会いというものが

時折存在する。

この本もそうだった。

「体の贈り物」を読んだあと、この本も読みたいと思っていたところ、

たまたま立ち寄った書店の店頭でばったり出会ってしまった。

購入して、一気に読んでしまった。

同じだ。父の時と。母の時と。

患者の家族であれば誰もが通る道。

それでもその家族ごとに異なるストーリーがある。

自分のことなのに

少し突き放したような抑えた文体で

実際に体験したひとの感情が淡々とつづられている。

まだ体験したことがない人にも、

既に体験している人にも、

ぜひ読んでもらいたいと思う。

日本とアメリカの火葬の違いに少し驚いた。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
レベッカブラウンは以前「体の贈り物」を読んだ。

前作はHIVウイルスに感染した患者達とのふれあいだったが、今回は実の母の看取りの話だ。母親の性格や本人の意見は端的にしかし不足することのない表現で表されている。病人の死や、苦しみが客観的な筆で書かれているが、お決まりの涙頂戴的な表現ではなく、そこにある事象のみに限定して表現している。そこにリアリティがあり、なおかつ読者の想像をかりたてる何かがあるのだろう。

描きすぎず、主張もおさえめながら心に深く染入る一冊でした。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
家族の死に至るプロセスを共に過ごすのは難しい。少しでも役に立ちたくて無闇に動き回ったり、話しかけたりするのはまだ始めのうちだ。死へのプロセスはそれほどに介護者の心も身体をも消耗させる。

本書では、癌患者の不眠、幻視幻聴、皮膚が痛んだり、飲み込めなかった薬が口の中に残っていたり、口の中にスポンジをふくませたり、という細かな要素が丁寧に描かれている。本当に「家庭の医学事典」のように。
これらの一つ一つの介護の記録が私の記憶の中の看取りの日々と共鳴を起こし、しばしば呼吸を整えるために本を閉じなくてはならなかった。

そして、母を亡くしたばかりの語り手のパニック状態も。百人百様の看取りがあるだろうが、看取りのプロセスは階段を深く深く降りていくようなもので、!全てが終わったとき、介護者が再び日常を取り戻すまでは一旦降りていった階段をのぼるようなプロセスを踏むことになる。

家族を介護したことのある人にとって、本書は追体験となるし、まだその経験がない人にとっては、その思いを知るよすがとなるだろう。

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