家庭でできるとあるので家庭菜園向けかと言うと全くそうではありません。どんな方にとっても分かりやすく、堆肥づくりの基礎が理解できると思います。
実際に有機農業を始めると言ったときに、日本では有機だから害虫にやられる。有機だから虫がわいて周辺に迷惑をかける。虫が食べるから安全な野菜だ。と言ったようなことが本当に良く言われます。
しかしこれらは間違えています。
海外のオーガニック農業の場合、虫にやられた=土が出来ていないから何か変えなければならない。ということが常識となっており、実際に奇跡のリンゴの木村さんのような食べても酸化していかないリンゴなどが普通にどこにでもあるオーガニック食品の店に並んでいます。
リンゴだけではありません。野菜から穀物、果樹だろうが何でも同じですが、土が出来上がれば出来ます。土づくりと言ったときに大半の有機農家さんは過畜糞を使っています。
その家畜糞がどれだけ質の低いものであるのか、それはその家畜達がどのような環境で飼われ、何を食べているか見れば分かります。
そういったものを大量に使う方も多くいます。臭いがある物を入れる方が良く効くと言っている方も大勢いるのは事実です。
私はほんもののオーガニック農業と呼び方をしていますが、本当に良い農業をしたらオーガニックであっても収量も増え、コストも下がり、品質も味も格段に良くなることは当然と言ってもいいほどです。そういったほんもののオーガニック農業をするための基礎であり、最も大切なことでもある堆肥づくり
これが日本では全くといっても言い過ぎではないほど浸透していません。堆肥=家畜糞という農家さん、農業の普及員さん、JAや普及センターなどがどれほどあるか、そういう方々と話していたら驚きます。
日本で有機農業が広がっていかないのには理由があります。それは栽培方法が未熟だからだと考えています。
収量が少なく、害虫にやられ、それを手で取り、病気のリスクも高く、雑草取りに追われる。
それでは誰も有機をやりたいと思わないのは当然のことです。しかし海外に目を向ければそうではない農業が多く有ります。そして日本の昔の農業もものすごい叡智の塊でした。
それらの根本的なオーガニック農業の原則を知り、農業をするのであれば、常識であると思われている有機農業が常識ではなかったことが分かるでしょう。
私はそんな農業を基本として行くことを事業として取り組んでいます。
この本はそんな本当にいいオーガニック農業をして行く上でのいい教科書の一冊となるでしょう。