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定職を持たずにのんびりと季節の中で時間を送る主人公と
彼岸から訪れる行方不明になった親友のさりげないやりとりが秀逸です。
坂田靖子の「村野」などの短篇や、今市子の「百鬼夜行抄」などを彷彿させる
優しい物の怪たちと時間におきざりにされたような男たちの関わりが心に残ります。
ひとつひとつの章の終わりが、静かに後を引く読後感で
ページが終わるのを残念に思いながら、ゆっくりと読みたい本です。
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