現在チ・ジニssi主演の時代劇「同伊(トンイ)」が絶賛放送中でありまして,それでこの時期にチ・ジニssiがらみの映画がほとんど同時にリリースされるのかなどと,変に納得しています。
人気音楽評論家のチ・ソンヒ(チ・ジニssi)は,ラジオの生番組放送中に離婚宣言し,十年来の友人であるファン・ドンミン(ヤン・イクジュンssi)と江陵(カンヌンは,韓国東北部に位置する日本海に面した人口25万の都市)へと旅立ちます。
翌朝,不安な思いで江陵から妻に何度も電話しますが,妻の携帯も家の電話も反応しません。
不審に思った二人が家に戻ってみると,何とそこには妻(キム・ギュリssi)が残した一通の手紙があり,彼女はソンヒが離婚宣言する前日,一足先に家を出ていたのです。
自分のとった行動はさておいて,怒りに震えるソンヒは,妻の古い携帯電話を手掛かりに,トンミンと共に妻捜しの旅に出ます。
二人は,携帯電話の通信履歴を頼りに,闇雲に妻の知人たちを訪ねますが,ソンヒの知らない妻の過去が次々と明らかになり,二人は困惑するばかりです。さらには,一人娘だと思っていた妻の兄だと主張するユ・グァク(イ・ムンシクssi)という人物まで登場し,妻捜しの旅はますますドタバタ感を強めながら混沌としていきます。
「パラレルライフ」でのシリアスな演技とは逆に,本作で求められるのはギャグではないユーモラスな演技です。時代劇にしても現代劇にしても,それぞれのキャラをきっちりと演じ分けられるというのが俳優チ・ジニとしての資質であり,彼の魅力だと思います。
また,本作でファン・ドンミンを演じたヤン・イクジュンssiは,監督兼役者として活躍中ですが,冷血なチンピラのサンフン役を演じた「息もできない」とは全く逆のコミカルなキャラクターを演じ,映画の味付け役を見事にこなしています。
おまけ:本作でのチ・ジニssiは,セクシーヴォイスの音楽評論家という設定ですが,彼は韓国屈指の美声俳優としても知られています。映画の中のカラオケシーンで歌われた「人生は一人だ」は,本作のために特別に書き下ろされた曲で,映画では彼が直接歌って話題となっています。