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最も参考になったカスタマーレビュー
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
折角の素材なのに...,
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レビュー対象商品: 家のロマンス (単行本)
如何に大作家であっても,この小さい器でこれだけ豊かな材料を料理するのは無理だ,と言うのが悔しい結論である.北原白秋の 500坪の庭つきの旧宅に東京帝大教授が移り住み,その子供たちが皆この家に住み着いた.教授夫人の母から五代に亘る家族の歴史は,かの 楡家の人々 に優に匹敵する素材である.それをこんなに短くしてしまうとは.これは作者の家の自伝であろうと推察されるが,つくづく惜しいことをしたものだ,と長嘆これ久しくするのみである.但し,臨終の床に伏せる教授未亡人の回想の部分は,さすがこの著者だけのことはあるな,と感服する.
5つ星のうち 5.0
家にふりまわされる,
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レビュー対象商品: 家のロマンス (単行本)
古い家の住人である祖母はもう死に瀕している。その死の床でいままでの暮らしをさかのぼって考えてみると…。大事な家。たくさんの人をつなぎとめた家。けれどてんでバラバラでまとまりもない。 それでもそんな家と家族を自分の形で愛しくおもった。 そして「…」を継ぐのは孫娘のよしのだ。よしのは祖母からわたされた「…」を考えそして家族を観察し続けるのだ。 面白かった。この祖母の回想シーンからはじまるのだが、とても広い家、庭。そして子宝に恵まれとても幸せそうなのに、本人は淡々している。戦争を乗り越えて家族が離れ、戻り、そして諍いの種になり…。 小さい世界の人間模様。でもすべて家を中心にしている。そしてそれはこの家を離れても家に振り回される。
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