内容(「BOOK」データベースより)
昭和戦前期はもっとも家庭看護の発達した時代だった。氷枕、氷嚢、体温計、吸入器、浣腸器は多くの家庭にあった。切り傷にドクダミ、腫れ物にツワブキ…民間療法の知識も豊富だった。ひとたび家族のだれかが病気になれば家族が力を合わせて看病し、病気と闘った。産婆も町医者も按摩も鍼灸師もそれを助けた。家のなかで人の生死に向き合うことでいのちの尊さとそれを守ることの難しさを痛感した時代であった。医療の充実を願うことは病気を医者まかせにすることではない。病気も生も死も自分のこととして立ち向かった時代から学ぶものは何か。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
小泉 和子
1933年、東京生まれ。生活史研究所主宰。昭和のくらし博物館館長。工学博士。日本家具・室内意匠・生活道具史専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)