シューマッハーの経歴は、ケインズの出来の良い弟子だったといいます
その主張は、半世紀たった今では、本当に多くの部分が当然視されているのですが
彼が主張を始めた60年代はどうだったかというと、意外に総論では賛成する人は
多かったようである。直感的に正しいと訴えてきますからね。
彼の著作は
スモールイズビューティフル、1973年
混迷の時代を超えて 1977年 (原題は A guide to Perplexed)
スモールイズビューティフル再論 1977 (This I Believed and other Essays)
宴のあとの経済学 1979年 (Good Works)
1977年と早くに没され、著作より実践を旨とされていたこと、中心となる「中間技術」
に対するコンセプト(定義)が時代により、途上国における適正技術といったものから
先進国における環境に対する対抗策と広がっており、(彼自身も無神論から仏教経済学に
そして最後はカソリックに戻った)書いたものは、これらの著作は
論文や講演の記録が中心であるため、無いようでは無く、スタイルがフォローしにくい。
スモールイズビューティフルがいわば実践の書であったのに対し、理論的な面が強調されているのが
「混迷の時代を超えて」でありやや難解であるのにたいし、本書は講演を中心に
具体例を述べた伝道の書であり、シューマッハーを知るにはこの本から始めるのが一番だとお勧めします