害虫のような女子…ではなく、害虫を擬人化、それも女体化、
主人公は漆黒のラバーっぽい衣装に身を包んだ表紙の女子、
彼女は害虫の中でも嫌われ度恐らく一位のゴキブリです。
作中では女の子らしい名前があるわけでもなく、
呼ばれ方は普通にゴキブリ、良くてゴキちゃん、
性格は今風の女の子ですが、
数億年前から進歩が無く、単為生殖可能、
何でも食べて、アシダカグモが苦手(天敵)などなどスペックはゴキブリそのもの、
そんな彼女を中心とした害虫談義で構成されています。
リアルな描写は少ないので、
見るのも嫌だというような人でも、
それほど苦もなく読める構成にはなっていると思います。
考えようによっては人間に最も身近な昆虫である害虫、
そんな連中の生態を小ネタ満載で楽しく読ませてくれます、
昆虫に対して知識を深めてもらい、興味を持ってもらうのには、
こんな手法もあるのかと感心させられました。
監修などは付いていないようですが、
昆虫ネタの内容的には比較的しっかりした新しめのネタも多く、
昨今流行(収束化してる気もしますが)の、
取りあえずの萌え本や、ネットで拾い集めたネタで構成したような雑学本とは一線を画す内容に仕上がっていて、
読んで楽し、見て楽しの一冊です。