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宮野村子探偵小説選〈2〉 (論創ミステリ叢書)
 
 

宮野村子探偵小説選〈2〉 (論創ミステリ叢書) [単行本]

宮野 村子
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

魂の桎梏を描く迫力の作品群。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

宮野 村子
1917(大6)年、新潟生まれ。本名・津野コウ。実践女専(実践女子大学)国文科中退。38(昭和13)年、紅生姜子名義で『シュピオ』に「柿の木」を発表。同誌編集人だった木々高太郎に師事する。戦時中は大連に暮らし、戦後、日本に引き揚げてから本格的な執筆活動を開始。49年、江戸川乱歩、木々高太郎両氏の推薦とともに『宝石』に一挙掲載された中編『鯉沼家の悲劇』(宮野叢子名義)で注目を集める。56年から村子と改名。90(平2)年、肺ガンのため死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 468ページ
  • 出版社: 論創社 (2009/04)
  • ISBN-10: 4846007820
  • ISBN-13: 978-4846007829
  • 発売日: 2009/04
  • 商品の寸法: 19 x 15.6 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By 銀髪伯爵 VINE™ メンバー
形式:単行本
女流探偵小説家は数えるほどしかいないが、私ならこの人を推す。
処女作は戦前だが、活躍したのは終戦で満洲から引き上げてからの事。後の仁木悦子と比較しても、探偵小説の本来もつネットリとした肌合が魅力。
作品の質にもムラがなく、心理描写に長け登場人物の境遇・性格に作者自身がかなり投影されている。

この『論創ミステリ叢書』で一作家複数巻の場合、「2」よりも「1」、即ち執筆後期より前期が良作であるケースが多い。
だが宮野叢子の場合そんなことはなく、本書「2」には1958年の傑作短篇集『紫苑屋敷の謎』をまるごと収録。
よって力作『鯉沼家の悲劇』収録の「1」も良いが、あえて今回は「2」を紹介した。
他「愛憎の倫理」「ヘリオトロープ」「廃園の扉」等を含み18短篇中11作を単行本初収録。

戦後探偵小説「文学派」の一人な訳で、トリック趣味は薄いが、師匠格の木々高太郎より物語力は優秀。
元々7冊しか著書がなくずっと復刻されなかった。風格のあるキラー長篇を1〜2作書いていれば、もっと成功した筈だ。
編者日下三蔵氏よ、残りの作品もどうにかして刊行頼む。

さて『論創ミステリ叢書』も2010年で早や47冊。この難行を継続してくれているのには感謝するばかりだ。
中には市場から姿を消しつつある巻がある。
今なら新品美本で入手できる。あとで後悔の無いよう、気になる作家だけでも今のうちに入手しておくのが吉。
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