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5つ星のうち 5.0
賢治からの手紙,
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レビュー対象商品: 宮沢賢治全集〈8〉注文の多い料理店・オツベルと象・グスコーブドリの伝記ほか (ちくま文庫) (文庫)
この全集第8巻には「注文の多い料理店」や「グスコーブドリの伝記」など、賢治の代表作が納められています。また、その他の短編や異稿など賢治のファンならば是非注目したい文章が沢山納められています。「手紙一」から「手紙四」はそれぞれとても短い文章ですが、賢治の思想がストレートに語られている作品だという気がします。とくに「手紙四」は僕の大好きな作品です。賢治は「世界全体が幸せにならない内は自分の幸せはない」と考えていました。僕は以前 それを道徳的に過ぎ、いくらか聖者ぶっているような気がしていたのですが、「手紙四」を読んでそうではなかったことを納得できました。ポーセを愛することとすべてのいきものを愛することはまったく同じことだったのです。ぜひ沢山の人に読んでもらいたいと思います。 また、安野光雅による表紙の装画もとても好きです。
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5つ星のうち 5.0
作品もレビューも面白かったので,
キッズレビュー
レビュー対象商品: 宮沢賢治全集〈8〉注文の多い料理店・オツベルと象・グスコーブドリの伝記ほか (ちくま文庫) (文庫)
宮沢賢治は昔「ザ・賢治」とかいう電話帳みたいなのが出版され、全部読んだことがあります。彼は好きです。 「オッペルと象」「風の又三郎」「セロ弾きのゴーシュ」「注文の多い料理点」「銀河鉄道の夜」そしてこの「注文の多い料理店」、どれもひと段落くらいは思いだせそうです。 彼の生き方もきれいです。 彼を追っかけた女性教師に「わたしはらい(ハンセン氏病)患者です」と傷つけずにふっています。 彼の追求したものは何か、作品を見る限り、階級搾取、都会と農村、生と死、そんなものが出て来ます。 「注文の多い料理店」、誰が注文するかは書いていません。何を料理するかも書いていません。店が客に注文を多くして、客を料理する店でした。 裕福な紳士は当然自分が注文放題で美味しいものが食べられるという発想で入ります。 解釈は当然著者が正しいのでしょう。様々な読みは読み手の人生を反映しています。 しかし社会常識をひっくり返すような人を食った童話です。 このような作家は海外ではあまり理解されませんが、岩手の片田舎の川にイギリスの海を見るような想像力豊かな(というか、想像力しかない)詩人を持てたことを幸いに思います。 現実の彼は農業指導など、けっこう「実務派」でした。 宮沢賢治文学賞などほしいくらいですが、あまりに「おそれ多い」希望ですね。 夭折も幸いだったかもしれません。 時間に汚れない、そんな世界を残してくれた一人の人に感謝したくなります。
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