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宮本常一が見た日本
 
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宮本常一が見た日本 [単行本]

佐野 眞一
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

戦前から高度成長期にかけて、日本じゅうの村という村、島という島を歩き、そこに生きる人びとの生活を記録した宮本常一は、人をとろかすような笑顔と該博な知識をもって地域振興策を説き、人びとに誇りと勇気を与えつづけた。宮本が残した厖大な資料をもとに、第一級のノンフィクション作家である著者が日本各地を取材、そのまなざしの行方を追い、いまこそ求められている宮本的「経世済民」思想と行動の全容を綴る。読者に深い感銘を与えた大宅賞受賞作『旅する巨人』の続編作品。

内容(「MARC」データベースより)

「昭和日本」の様々な場所を自らの足で歩いた「旅する巨人」宮本常一。司馬遼太郎ら知の巨人たちが敬愛したその思いとまなざしを、克明な取材をもとに読み解く。NHK教育テレビ「人間講座・宮本常一が見た日本」を単行本化。

登録情報

  • 単行本: 326ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2001/10/25)
  • ISBN-10: 4140806397
  • ISBN-13: 978-4140806395
  • 発売日: 2001/10/25
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 241,403位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dream4ever VINE™ メンバー
形式:単行本
佐野眞一さんがNHKの番組講座で使用したテキスト用の内容と書き加えて文章をまとめたもの。

「旅する巨人」「宮本常一の写真に読む失われた昭和」とダブル部分もある。本書では旅する巨人の執筆時には訪問できなかった宮本さんの足跡も辿っている。書の最後部分で霞ヶ関の官僚に宮本ファンが居ることを示し座談会形式で宮本氏の魅力を語らせているが全員が非東大であるところが気になった。柳田民俗学と宮本民俗学の違いがここにも表れていたのだろうか。まあ、そんな事は些細な事だからどうでも良い。

大切なことは宮本さんが歩いて残した日本を自分はどのように理解しこれからの自分や家族の将来、そして日本の未来に繋げていくのかを考えなければいけないと思う。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By gaki15
形式:文庫
私にとって、この著者は決して好きなライターではない。
「あぶく銭師たちよ!」は面白さも目新しさもなく「時間の無駄」と思い、
「東電OL殺人事件」はレビューでこきおろした。

実は本書を買い求めた時に著者の名前を確かめたら、おそらくは読まない
ままであったろう。しかし今は確かめずに購入し読んで良かったとの思う。

題名通りに「宮本常一が見た日本」を丁寧に訪ね、そして宮本常一の足跡を
丹念に正確に辿った良書。
ここまで丁寧な仕事をしたものだと感心しきりです。

在野で常に底から見上げるようにし、また視線を低くし、偉人ではなく
どこにでもいる人・その生活の営みを、記録し続けた宮本常一。
宮本の業績を時代を経て自身の目で確かめ、「宮本学」の基本に迫ろうとした
著者に敬意を表する。

実に膨大な量の資料を残した宮本。そしてその宮本の精神に近づくために、
同じ場所を同じような手段で訪ねようとした著者。
著者の筆は鈍ることなく、また自身の考えをあまりに強く打ち出すことなく、
嘗めるようにして宮本の「旅」を語る。

各種の資料(主に宮本の手稿や写真)を駆使し、よくもまあこれだけ膨大な資料の山を
整理して提示できたものだと感心する。

柳田圀男が「学究肌」であるならば、宮本常一は「在野の実践家」であったことがよく
理解できる本。
本書を読むまで、宮本常一がかくも多くの地方を訪ね、そして地域振興にも多くの
アドバイスを与えていたとは知らなかった。これだけでも本書を読む価値はある。

ただし、第14章から17章までは著者の個人的思い込みや不要な「座談会」があり、
癖があり過ぎで読み苦しい。
自身の思いは別の機会に出版すれば良かったのではないか。
本書の良さを失わせているようで残念。

宮本常一を読んでいる方や、民俗学に興味のある方には必読の書。
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