シリーズ物のお約束として、大団円ははずせません。
すべて丸く収めてメデタシめでたし・・は良いけれど、やはり
落とし所が、作家さんの力量が問われると言うもの・・その点
榎田先生、外してませんねぇ・・流石です。
苑遊の過去が明らかになり、何故故鶏冠に固執するのかが述べられて
いて、「愛」という言葉一つでは語りきれない想いが苑遊のなかに渦巻い
ていたのか・・?と、推察しました。
記憶をなくした鶏冠が、深層心理のなかで「このまま苑遊と眠ったままここに
留まってもいい」と呟いた言葉が苑遊にとって、解放の呪文だったのではないかと。
以前苑遊を消してほしい、とレビュウーに書きましたが、イザ危なくなったら、助かって
良かった・・!と思ってしまい、自分の軽はずみな言動に、我ながら反省。
いや、彼ならその内何処かの豪族になってて、藍晶王子に難癖つけそうな(笑)
この次はビーンズ文庫らしく、櫻嵐姫のどん底からのサクセスストーリィを。
番外編とかで書いて頂けないかな・・?
天青が刊を追うごとに成長して、守られる側から、守る側に成長していく姿を
読むのが楽しみでした。