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宮大工千年の「手と技」―語りつぎたい、木を生かす日本人の知恵 (祥伝社黄金文庫)
 
 

宮大工千年の「手と技」―語りつぎたい、木を生かす日本人の知恵 (祥伝社黄金文庫) [文庫]

松浦 昭次
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 570 通常配送無料 詳細
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宮大工千年の「手と技」―語りつぎたい、木を生かす日本人の知恵 (祥伝社黄金文庫) + 宮大工 千年の知恵―語りつぎたい、日本の心と技と美しさ (祥伝社黄金文庫)
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商品の説明

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   著者は、文化財の保存修理を手がけている「技術者の人間国宝」である。17歳で宮大工の世界に入って以来、70歳を超える現在に至るまで、全国各地の国宝や重要文化財建造物の保存修理工事に従事している。その松浦が、前著の『宮大工千年の知恵』に引き続き、古くから伝わる大工の「知恵」を、「手と技」を使って、どうやって形にしているかを紹介しているのが本書である。

   本書は、具体的な大工道具や建築物を例に挙げながら、いにしえの大工の技を紹介している前半部分と、松浦の仕事や後継に対する考え方などが述べられている後半部分とに分けられる。柔和な語り口調の文体で書かれているため、とても読みやすく、理解しやすい。また図版も多く、たとえば、大工にとっては電卓よりもはるかはるかに実用的であるというサシガネについても、図版を見ながら説明を追うことで、実際の使い勝手を実感できるようになっている。

   松浦は、現在ではプレカットされた木材が用意され、確かに大工仕事は楽になったが、そのために学ぶことができなくなった技術があるということを語っている。今の若い者は…というセリフを吐く代わりに、失われた風習や心意気の意味を淡々と説いているその語り口からは、宮大工の仕事を伝えにくくなった時代に対するあきらめのような気持ちとともに、良い大工になりたいと考えている若い人の発憤を待っているような、複雑な気持ちを感じる。(朝倉真弓) --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

出版社 / 著者からの内容紹介

古代から今に受けつがれる匠の手仕事
<「日本人の手仕事」の奥深さ
尾道 大本山・浄土寺 住職 小林海暢(かいちょう)>
私と松浦さんとのご縁は、昭和四十三年に遡ります。
その年、浄土寺昭和期大修理が始まり、本堂(国宝)、阿弥陀堂(重文)、山門(重文)の解体修理並びに、茶室(重文)の修理工事の大工副棟梁だったのが、 職人堅気の松浦さんでした。
松浦さんはその後、足かけ五年も、修理に当たってくださったわけですが、 淡々とした中に垣間見える「仕事」への執念には、いつも感服したものです。
腐りかけた柱はもとより、損傷の部材は補修して、 創建当時の古材を最大限に生かして、新たな生命を吹き込んでいく。
日本人の「手仕事」の素晴らしさ、 松浦さんの「技」に対する感動は今でも忘れられません。
その調えられた技には「伝統と、ものを生かす」心が脈々としていました。
本書を読んで、この素晴らしい技術の心を次の世代へ残そうと、 多くの人が思ってくださることを祈ります。

登録情報

  • 文庫: 220ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2005/01)
  • ISBN-10: 4396313691
  • ISBN-13: 978-4396313692
  • 発売日: 2005/01
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
宮大工の巧みな技に驚きです。
特に木の組み方があれほど場所に応じて変化があるとは
思いませんでした。また、その組み方にはきちんとした
理由があるわけで、それが千年もの間、受け継がれてきたものであるということの裏付けなのかもしれませんね。
とにかくかっこいい!
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 前著に次ぐ宮大工が書いた本。長い日本の歴史に残る様々な建物を修復・復元してきた宮大工である著者が、その長年培った経験から「日本建築の凄さと美しさ」について語っている。「温故知新(ふるきを訪ね新しきを知る)」という言葉のとおり、過去の日本建築の中にこれから先、日本はどのような建築を目指したらよいのかがきっと分かる本だと思う。物を大切にした日本人が、いかに風土に合った建物を作ってきたのか。温暖湿潤で地震が多い日本では、どのような建物が重宝されてきて、またどのような仕組みが施されているのかが丁寧に書かれてある。それを聞くと古い建物がいかに心を込めて造られていたのかが分かる。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 日本建築の凄いところは、どれをとっても手間が懸けられてる、という事です。日本人の特徴の一つに「何でも(好奇心から)吸収して極めてしまう」というものがあります。建築も同じで、「風土にあった建物」が造られています。昔は今ほど便利な道具は有りませんから、そりゃあ、一つ一つの材料、工程にかかる手間ひまは半端じゃあナイ!しかも「万が一」の事も考えられて造ってある。万が一とは「自然災害」台風である。五重塔など台風が来ても折れないように造られてある。「頑丈」という事もさることながら「美しさ」も追求されている。建物本体のみならず、周りの環境との調和も図られてある。風景にマッチするような微細の工夫も施されてある。とにかく今のような便利な世の中ではあまり一つ一つの材料や工程に手間ひまを懸けないものである。ダメになればまた新しいものを造ればいい、という安易さからだ。しかし昔はそうはいかない。「これしかない!!」という重いから、人々の物造りに懸ける愛情というのは半端じゃあない。魂込められてます!!
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