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宮大工の人育て (祥伝社新書 104)
 
 

宮大工の人育て (祥伝社新書 104) [新書]

菊池 恭二
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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宮大工の人育て (祥伝社新書 104) + 宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み (日経ビジネス人文庫 オレンジ に 2-1)
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商品の説明

内容紹介

――古代から伝わる人を育てる要諦は、「教えない」こと

著者は法隆寺の鬼と呼ばれた、故西岡常一棟梁のもとで、宮大工の修業を積んだ。
最年少の大工として、6年間、西岡棟梁に付き人のように仕えた。お茶出しなどの身の回りの世話を通じて、宮大工棟梁としての仕事の差配、職人の育て方など、多くのことを吸収する。
薬師寺金堂、西塔の建立に携わり、西塔の建立では、三重の軒と、三つの裳階(もこし)、計6つの「原寸描き」を任される。「原寸描き」とは、設計書を実際の大きさの図面にトレースすることで、社寺建築で一番大事な作業と言われている。原寸描きができなければ、棟梁にはなれない。それを20代半ばの若さで任されるほど、優秀な大工だったのだ。
そんな著者が西岡棟梁から学んだ、自分の弟子を育てる際の要諦は、「教えない」こと。
世の中ではコーチングなど、部下にどのように教えるかという方法がよく言われているが、大事なのは手取り足取り教えることではなく、「まぜ、こうなるのだろう?」と、弟子がウズウズしてくるのを「待つ」ことだという。
もちろん、人には覚えの早い子もいれば、遅い子もいる。だが、一概に覚えが早ければいい、というものでもない。木と同じように、それぞれの「癖」を生かしながら、人を育て、使うことが名棟梁の条件である。
近年、忘れられがちな「人を育てる知恵」を、宮大工修業から学ぶ。



内容

一章 大工の徒弟修業
・「手元」仕事で、段取りや礼儀作法を覚える

二章 西岡常一棟梁の教え
・足掛け六年続けた、西岡棟梁への「お茶出し」

三章 奥深き「社寺建築」の世界
・どうすれば図面を「読む」ことができるようになるか

四章 木の癖、人の癖を読む
・「土産土法」は、料理も建築も同じ

五章 棟梁の仕事、棟梁の器
・自分で考え、決断させる

内容(「BOOK」データベースより)

著者は法隆寺の鬼と呼ばれた、故西岡常一棟梁の下で、薬師寺金堂、西塔の建立に携わりながら、宮大工の修業を積む。西岡棟梁の身の回りの世話を約六年間続け、社寺建築の技法、棟梁としての仕事の差配、人の育て方など、多くのことを貪欲に吸収する。そこで学んだ人を育てる要諦は「教えない」ことである。手取り足取り教えるのではなく、「なぜ、こうなるのだろう?」と、弟子がわかりたいとウズウズしてくるのを「待つ」ことが大事なのだ。覚えの早い子と遅い子がいるように、人にも木と同じく「癖」がある。その癖を生かしながら人を育て、使うことが名棟梁の条件であり、その知恵は、現代の日本人にも多くのことを教えてくれる。

登録情報

  • 新書: 232ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2008/3/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4396111045
  • ISBN-13: 978-4396111045
  • 発売日: 2008/3/25
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 辰己 トップ100レビュアー
形式:新書
著者は、法隆寺の鬼と言われた伝説の宮大工、故・西岡常一棟梁のもとで
薬師寺金堂などの建立にかかわってきた宮大工。
気取りのない、淡々とした文体。押しつけがましくない内容。

基本は「教えない」ことだと言う。手取り足取りだと、自分で考えようとしない。
「なぜこうなるのだろう」と弟子がうずうずしてくるのを待つ器量が必要だと。

私はかつて部下に何でもかんでも教えようとしていたことがあった。
しかしあるきっかけで、「とにかく、オレがやっていることを見ていてくれ」
という接し方をするようになった。

ただこのやり方だと、時間がかかる。
いわゆる徒弟制度のようなものだから、マニュアル化できないのだ。
だから私の場合、決してうまくいったとは言えない。

だがそもそも、とくに「モノをつくる」場にいる場合、マニュアルでは処理できないことが多い。
いま、「職人」が見直されているとも聞く。
すべての人材育成に当てはまるかどうかはわからないが、
少なくとも多くの気づきのある本である。
たとえば、「いい職人は道具を粗末にしない」「大事なのは、その仕事を好きになれるか」――など。
当たり前と言えば当たり前なのだが、著者の言葉には不思議な重みがある。

もちろん、職人さんや、ものづくりに携わる人以外の一般社会人には
そのまま当てはまらないこともある。
だが無理に当てはめて考えようとしなくとも、職人の世界を垣間見るつもりでいいと思う。
もう少し前に読みたかった本である。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By なか
形式:新書
ものづくりのみならず、サービス業のかた、特にホワイトカラーの
ように、系統だっていない仕事が多いかたに読んでいただきたい本
です。

もちろん系統立てる工夫や考察は必要ですが、学校の教科書までは
系統立てることは難しい。だからこそ、OJTなどで首までどっぷり
浸かって、日々体で覚えてもらう。こうして、バラバラの情報を
こつこつと蓄積してもらい、気付いたら自らの中で系統立つことを
きちんと本書は伝えてくれます。先が見えないと、今行っている
仕事を主体的に考えにくいものですから。

なお、OJTでは最初に人の指図で動くことになります。その際は、
雑用ではなく、仕事の大枠を学んでいる意識がほしいですね。
大枠とは、段取りと、ツールなどの名前・用途・使い方です。
また、指図する側になってからは、ミスが発生したら指図から
省みることを自戒として記しておきます。同じミスをしないように、
そして、安易に人のせいにしないように。

日々行う努力は誰かが見ていること、そして、日々行い力を蓄えて
信頼を得ること仕事が巡ってくる。
このように「運は努力の総量に比例する」ことを、いつの日か
体感したいものです。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
これはこれで 2010/6/13
By Red211
形式:新書
宮大工の世界の厳しさやこだわりについてはとても共感できました。

時代が変わっても変わってはいけない考え方はあるし、日本人として受け継いでいくべきものはあると思う。でも逆に変えていかなくてはいけない考え方もあると思う。
現代の若者にすべてこの考え方でという訳にはいかないんだろうなぁと頭の片隅で感じてしまうところもありました。
理想的ではありますが…
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