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室の梅 おろく医者覚え帖 (講談社文庫)
 
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室の梅 おろく医者覚え帖 (講談社文庫) [文庫]

宇江佐 真理
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

奉行所検屍役・美馬正哲。身投げや殺し、首縊(くく)り……。屍の末期の無念を解き明かす彼を、ひとは「おろく医者」と呼ぶ。武器は、遠く紀州は花岡青洲に学んだ最新の医術!江戸の「法医学者」は恋女房、産婆のお杏とともに、八百八町の底に渦巻く愛憎に立ち向かう。人の生と死に触れる夫婦を描く傑作事件帖。

内容(「BOOK」データベースより)

奉行所検屍役・美馬正哲。身投げや殺し、首縊り…。屍の末期の無念を解き明かす彼を、ひとは「おろく医者」と呼ぶ。武器は、遠く紀州は華岡青洲に学んだ最新の医術!江戸の「法医学者」は恋女房、産婆のお杏とともに、八百八町の底に渦巻く愛憎に立ち向かう。人の生と死に触れる夫婦を描く傑作事件帖。

登録情報

  • 文庫: 288ページ
  • 出版社: 講談社 (2001/9/14)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062732459
  • ISBN-13: 978-4062732451
  • 発売日: 2001/9/14
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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By 杉井伸二 VINE™ メンバー
形式:文庫
 久々に捕物帖の楽しみを思い出させてくれる一冊だ。
 第七十五回オール讀物新人賞を受賞した初作品『幻の声』以来四作目という宇江佐さんの作品は、数こそ少ないものの、流麗な筆はこび、文章の匂い、語り口、そして読者を話の世界に運びこむリズムまで、すべてに名人のひらめきを感じさせ、純粋にエンターテインメントとして物語を楽しむことができる。

 物語は、近所の人々から「おろく医者」と呼ばれている奉行所の検屍役・美馬正哲が、死体の痕跡から犯人を割り出していくというちょっとユニークな捕物帖。

「おろく」とは「南無阿弥陀仏」の六文字に由来するもので死人の意。図体がでかくて容貌魁偉な正哲と、一回り年下で細っこい体で産婆の女房お杏。人の生と死に立ち向かう対照的な夫婦が難事件を解き明かしていく。

 人情味あふれる江戸の群像とその風景を、手がたい語り口調で描きながらも、男性作家にはない、男と女の息づかいや、女の苛立たしい横顔、寂しさが伝わってくる。

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6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本当に作中で行われてる検死が行われてたのかちょっとよくわかりませんが『解体新書』の杉田玄白を登場させたりしてリアルさを増すように作ってるあたりはかなりのアイデア作品だと思います。設定上は『解体新書』が刊行された年に主人公が生まれたようになってます。

夫が人の“死”に立ち合う検死官、妻は“生”に立ち合う産婆いう対照的な設定は見事である。
内容としたら宇江佐さんの作品の中では最もミステリー色が強い作品となっている。
あと、夫婦小説としても楽しく読むことが出来る。

全4編からなるが2編目の「おろく早見帖」が1番の出来かな。

主人公の美馬正哲が麻酔手術勉強の為に紀伊の国に旅立ってるあいだに妻のお杏が代わりを勤めるシーンがいじらしくかつ微笑ましく感じられァ?。

お互いを思いやってるシーンが随所に散りばめられて、現代物では味わえないような心地よさがある作品といえるでしょう。
こういう2人を理想の夫婦っていうんでしょうね。

生死に関わる仕事をしてるにもかかわらず、子種に恵まれなかった二人の最後はどうなるのでしょうかね、読んでのお楽しみです(笑)

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By White Spirit トップ50レビュアー
形式:文庫
溺死、他殺、自害などの変死体を検死及び解剖する医者の正哲と
一回り年下で子供はいないが有能な産婆のお杏が主人公です。
医者ではあるが生きた患者を診ずにもっぱらおろく(変死体)ばかりを
検死しているため正哲はおろく医者と呼ばれています。

四話からなる推理物なんですが産婆のお杏もなかなかの活躍で
難問を解決していく姿が見事です。
お杏は宇江佐さんの他作品のヒロインよりもけっこう甘えん坊に思いました。
伊佐次捕物余話のお文は男性的とも言えるほどにしっかりものですが
本作のお杏は一回りも年下のせいでしょうか。。
第二話で正哲が手術を学ぶため紀伊国へ発った後のお杏は難問事件に
奮闘解決しやっと帰ってきた正哲に泣きの涙ですがりつきます。。
この様なhotシーンが度々あったりでしっかり者ですがかわいいヒロインであり
理想のオシドリ夫婦なのです!

純粋に推理を楽しむと言うより夫婦愛も堪能できる楽しい作品です。
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