まず、この本を読んで我が国の領土の防衛に日夜、努力している航空自衛隊の実際がよく理解された。流石に飛行時間3800時間を誇る飛行を経験した佐藤元空将(人気ブログ「軍事評論家=佐藤守のブログ日記」)の著書である。その点だけでもこの本を読む価値がある。スクランブル発進する自衛隊パイロットの仕事が如何に孤独で過酷なものか? 大空におけるパイロットは,時には雲の中で自分の空間認識を失うこともある。危険と隣り合わせの仕事であり、防衛という大義名分がなければ務まらないであろう。そして時にはUFOと遭遇する。UFOの殆どは合理的に説明できるものであるが、説明できないものも残る(それだからこそUFOであるが)。実際にUFOをみても報告をためらうパイロットが多いという。この点は忌憚なく報告ができる体制を整えてもらいたいものだ。
松島基地周辺での2件の事故を予言したSさんの話が興味深い。「〜松島基地周辺には、旧海軍からの多くの英霊たちが眠っているが、供養を怠ると英霊たちの加護が弱まり〜」と語る。祈りや供養などを馬鹿にしてはいけない。何故ならば、宗教という形をとらなくても人間精神の重要な部分を占めているものだから。その点を理解せず、硫黄島の戦死者の遺骨収集を形だけ行っても英霊の加護は得られないだろう。