他人に活字を薦めるのは勇気がいりますが、本書は時代劇ファンしか興味があるわきゃないので,それこそ120%お薦めできます(笑)
自分も渡辺謙フリークでして、今や貴重な〔後家人斬九郎〕における、謙さんとうら若き日の若村麻由美のツーショット写真等はマニア感涙物です(今見ても日本一の美男美女カップルだと思いますよ)。
ただ能村さんの謙さん贔屓は一向構わないんですが、彼自身が深く関わっているはずの、フジ時代劇スペシャルにおける〔剣客商売〕と〔仕掛人藤枝梅安〕が,何故か殆んど触れられていない… あれほどの傑作シリーズなのに。能村さん,何か嫌な思い出でもあるんだろうか?
主観はさておき、客観的な感想としては「テレビ時代劇史としてだけでなく、邦画全盛期ただ中にあって,電気紙芝居と揶揄されたテレビ業界が如何にして巨大な映画産業に立ち向かい,果ては立場を逆転させたか」なる、テレビ屋さん達のオデッセイにも思えます(笑)
確かにキョウジも何もない、全てを金と数字でしか計れない、今時の業界人共にこそ本書を読んでもらいたいくらいですね。
お粗末。