法律事務所に勤めながら学生をしており,手にとりました。
図や具体例が豊富なのでイメージがわきやすく,しっかり学べる本です。重要な箇所は太字にしてあるので,メリハリをつけて勉強できます。
巻末の書式も充実しており,事務所での仕事にも役立ちます。それも単なる書式ではなく,具体例が想定されている上に,本文の該当ページが付記されているので,そこに戻って勉強すれば応用も利くようになると思います。
コラムが充実しているのも,この本の特徴です。疲れた時に気分転換になるだけでなく,そこから執行保全に関わる人々の実像も学べます。「強制執行」というと,重苦しいイメージが強かったのですが,現場の人々は,一様ではない様々な思いを抱いているのだと分かりました。そういう人のドラマの一端にも触れることができるので,法律の解説書にとどまらない,血の通った執行法保全法の本だと思います。